東日本大震災で被災された会員の皆様へ

会員各位

このたびの東日本大震災で被災された会員の皆様に、理事会を代表し、心よりお見舞いを申し上げます。ラテンアメリカ地域を研究対象とする本学会の会員に対して、各国各地からたくさんの温かいお見舞いと励ましの言葉が届いていることと思います。

昨年はハイチとチリの被災地にある大学に対して、本学会からお見舞いの言葉を差し上げたところでした。もっとも困っている人々に対して国境を越えて優先的に支援の手を差し伸べるという人間の安全保障の精神に則り、本学会の社会的な存在意義を改めて考えてゆきたいと思います。

被災された会員のなかには、被害の修復と復興に迫られ、学会活動から退かれざるをえない状況にまで追い込まれた方々がいらっしゃると伺っております。

このため、理事会の総意にもとづき、被災された会員の方々への連帯のメッセージとして、前例のないことですが、以下の措置を緊急にとることと決定いたしました。後日、総会にて事後承認を頂ければ幸甚です。

1.被災された会員の自己申告にもとづき、平成23年度の会費を全額免除とする。会員資格はすべて維持される。

2.要望に応じて、研究年報他の図書資料の無償提供など、学会として協力できることを会員に広く呼びかける。学会事務局に対してご要望をお寄せください。

 理事長 狐崎知己