『ラテンアメリカ時報』2019年夏号のお知らせ
桜井敏浩会員より、下記の案内がございましたのでお知らせいたします。
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7月25日発行のラテンアメリカ協会季刊会報『ラテンアメリカ時報』
2019年夏号の特集は、「ラテンアメリカとの教育交流と協力の取り
組み」です。多くのラテンアメリカ諸国での経済発展の後れの最大
要因は教育にあると言われています。わが国は長くラテンアメリカ
各地で共に教育開発に取り組み、初等教育の内容改善、高等教育分野
での交流、大学間交流、交換留学、さらには民間ベースでの教育普及
にいたるまで関わってきました。本特集ではその一端をみますが、
さらに「33か国リレー通信」では中国のブラジル等への中国語教育
の影響、「ラテンアメリカ随想」ではドミニカ共和国の数学体験館
開館への協力もあわせ紹介します。
「ラテンアメリカ時事解説」では、ここでも既存政党が敗れたパナマ
の大統領選挙結果、昨年4月に勃発したニカラグア危機の情勢を迫力
ある写真とともに、また国際航空路線展開の変化と日本からラテン
アメリカへのフライトの利便性について専門家が解説します。
ラテンアメリカ時報 2019年夏号 通巻1427号
特集 ラテンアメリカとの教育交流と協力への取り組み
ラテンアメリカでの教育開発への取り組みと教育協力
-村田 敏雄(国際協力機構(JICA)国際協力専門員-教育)
日本の大学とラテンアメリカ主要国の大学との留学交流の課題
-桜井 悌司(ラテンアメリカ協会常務理事)
教育交流と人材育成 ―筑波大学の経験から
-遅野井 茂雄(筑波大学名誉教授・大学アドバイザー。ラテ
ンアメリカ協会顧問)
学びが改善する教育協力戦略の実際とその展望 ―中米算数数学
教育協力 エルサルバドルの事例から―
-西方 憲広(JICA国際協力専門員-教育。元エルサルバドル
プロジェクト専門家)
学習者の自己実現と地球社会への貢献のために -公文式教育法
の試みと目ざすもの-
-細野 昭雄(南米公文社長室長)
まもなく半世紀を迎える日本・メキシコ交換留学制度
-所 康弘(明治大学准教授。日墨交流会会長)
駐日ラテンアメリカ大使インタビュー <第32回 パナマ>
リッテル・ノベル・ディアス・ゴメス駐日パナマ大使
海運・航空・物流等のハブとして発展 ―日本企業の進出拡大
に期待―
-佐藤 悟(ラテンアメリカ協会副会長。元駐ブラジル、スペ
イン大使)
ラテンアメリカ時事解説
パナマ大統領選挙と今後の見通し
-吉武 希恵(在パナマ大使館専門調査員)
2018年ニカラグア危機 ―その後の情勢と展望―
-茅野 泰司(在アルゼンチン大使館二等書記官。前在ニカラ
グア大使館三等書記官)
ラテンアメリカが近くなる航空路線とは? -接続便の利便性と
将来望まれるノンストップ便-
-川原 一志((株)インフィニ トラベル インフォメーション
常務取締役)
33か国リレー通信 <第47回 ブラジル>
「中国語」が名刺代わりの外交戦略 -ラテンアメリカにおける
中国の影響力
-小川 善久((株)漢和塾代表取締役)
ラテンアメリカ随想
カリブ海に楽しく学ぶ数学体験館をオープン
-牧内 博幸(在ドミニカ共和国大使)
ラテンアメリカ都市物語 <第13回 サンタクルス(ボリビア)>
のどかな陸の孤島 サンタクルス
-中島 敏博(JICAボリビア事務所サンタクルス フィールド
オフィス企画調査員)
ラテンアメリカ参考図書案内
-桜井 敏浩(ラテンアメリカ協会常務理事)
・世界の都市 -五大陸30都市の年輪型都市形成史
-平本一雄(彰国社)
・移民と日本人
-深沢正雪(無明舎出版)
・メキシコの21世紀
-星野妙子編(アジア経済研究所)
・パラグアイの発展を支える日本人移住者 -大豆輸出世界4位
への功績と産業多角化への新たな取組み
-北中真人、藤城一雄、細野昭雄、伊藤圭介(佐伯印刷出版
事業部)
・ブラジル日系人経営者 50人の素顔 下巻 A Verdadeira Face
dos 50 Empresário Nipo-Brasileiros 2
-サンパウロ新聞社・カンノ・エージェンシー企画 菅野英明
(サンパウロ新聞社)
・アルゼンチンに渡った俳句
-井尻香代子(丸善プラネット)
・途上国における農業経営の変革
-清水達也編(アジア経済研究所)
・熱狂と幻滅 -コロンビア和平の深層
-田村 剛(朝日新聞出版)
・ハポネス移民物語
-川村 湊(インパクト出版会)
・チェ・ゲバラとキューバ革命 -ポスタルメディアで読み解く
-内村陽介(えにし書房)
・メキシコ便利帳 2019 Vol.3
-吉田 仁他編(Y's Publishing Co.,Inc.)
・還流する魂(マブイ) 世界のウチナーチュ 120年の物語
-三山 喬(岩波書店)
・ミルトン・ナシメント -“ブラジルの声“の航海(トラヴェ
シア)
-マリア・ドロレス 荒井めぐみ訳(DU BOOKS刊 ディスク
ユニオン発売)
◇『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの目次は、
以下をご覧下さい。
http://latin-america.jp/archives/category/quarterly
ご関心の方は、協会事務局にお早めにお申し込み下さい。
1,250円+送料.申し込み info@latin-america.jp
これらの『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの全内容
とともに多くの有用なデータベースが、会員専用ページに
収録されています。
◇会員になれば、『時報』の無料送付を受けられ、協会が催す
講演会・ワークショップ・ラウンドテーブル等への優先・
割引参加、わが国随一のラテンアメリカ・データベースで
ある会員専用ページ閲覧も出来ます。
年会費(4~3月)は、個人-国内 8,000円、法人-同70,000円以上、
賛助会員(駐日公館等 10,000円。学生会員 5,000円)や Webサイ
ト閲覧のみの「在外会員」(4,000円)制度もあります。
http://latin-america.jp/join
◇『ラテンアメリカ時報』寄稿募集のお知らせ
最新の各国・地域の政経・社会情勢の解説である「ラテンアメリ
カ時事解説」、現地在住もしくは至近の帰国者による現地報告「33
か国リレー通信」、その都市の歴史、現在の姿を生活ぶりやその土地
独特の気質、スタイル、行事や縁のある人物の関わり等々を執筆者
の視点・切り口で語る「ラテンアメリカ 都市物語」について、会員
からのご寄稿をお待ちしています。
応募: 事前にテーマと仮題をお申し越し頂いた段階で審議し、
ご相談の上「執筆要領」をお送りします。
字数: 3,000字~最大4,000字 +外数として写真・図表 計4点まで。
送付先:メールにてご氏名、ご所属・タイトル等の寄稿者情報を
付して、『ラテンアメリカ時報』編集部
kihou@latin-america.jp へ。
謝礼等:『ラテンアメリカ時報』で採りあげた稿は、掲載誌発行
と同時に協会Webサイトの会員ページに掲載します。原稿
料は原則としてお払い出来ません。
『ラテンアメリカ時報』のコンセプトは変貌著しいラテ
ンアメリカの今を学会誌に準ずるレベルで紹介すること
にあるので、それに直接結びつかない回顧談・回想録は
採り上げません。