9月28日(土)開催西日本研究部会プログラムのお知らせ


会員各位

9月28日(土)開催日本ラテンアメリカ学会西日本部会のプログラムが決まりましたので、ご案内します。
どうぞ奮ってご参加ください。

【日時】2019年9月28日(土)14:00-17:30
【場所】京都外国語大学9号館(国際交流会館)4階会議室
https://www.kufs.ac.jp/access/
https://www.kufs.ac.jp/en/about/school_location.html

【プログラム】
14:00 開会
14:05-15:40 第一部:報告・質疑応答
14:05-14:50 福間真央(京都外国語大学)「米墨国教と先住民ーシンポジウム Encuentro ninacional de pueblos indígenas en la frontera: territorialidad y movilidad からの報告ー」
14:55-15:00 休憩
15:00-15:45 柴田修子(同志社大学)「コロンビアーエクアドル国境をめぐる状況」
15:45-15:50 休憩
15:50-16:15 第二部 :出席者による研究進捗報告会
16:15-16:20 休憩
16:20-17:30 第三部:ソル・ケー・モオ(Sol Che Moo)氏講演 「『わたし』と『あなた』の先住民文学」

【報告要旨】
①福間真央(京都外国語大学)「米墨国境と先住民ーシンポジウム Encuentro binacional de pueblos indígenas en la frontera からの報告ー」
 アメリカとメキシコという近代国家の成立により、分断された先住民が存在する。1990年以降、透過性を日増しに低下させていく米墨国境は、これらの先住民グループの越境的交流を妨げ、先住民の権利を大きく侵害している状況である。米墨国境問題において、しばしば忘れられている「国境に分断された先住民」にスポットを当てるため、メキシコのEl Colegio de la Frontera Norteにて、今年9月9日にシンポジウムを開催し、アメリカ南西部及びメキシコ北西部の先住民の代表者を招き、メキシコ側とアメリカ側の立場から、それぞれが抱える問題及び課題を発表してもらう機会を設けた。当発表では、シンポジウムの主旨や、その内容と成果を発表し、米墨国境地域の先住民の現状をお伝えしたいと思う。

② 柴田修子(同志社大学)「コロンビアーエクアドル国境をめぐる状況」
コロンビアでは2016年和平合意後も一部地域で治安悪化が続いている。特に南部ナリニョ県では、元FARCによる武装組織が誕生し、麻薬組織と抗争を繰り広げている。抗争はエクアドル国境に及び、多くの避難民を生み出した。エクアドルーコロンビア国境は、南へ向かうベネズエラ人のルートにもなっており、エクアドルは二重の「移民受け入れ国」となっている。本発表では、国境の写真などを交えながら現地の様子を報告する。

【講演についての詳細】
http://www.kufs.ac.jp/news/detail.html?id=Cwyfn17D

終了後に報告者および講演者を囲んでの懇親会を予定しています。

西日本研究部会担当理事
内田みどり midoriu@wakayama-u.ac.jp
立岩礼子  r_tateiw@kufs.ac.jp