アジア環太平洋研究セミナー
「独立200年/2021年ペルー選挙─分析と今後のみとおし─」


村上勇介会員から以下の案内がございましたのでお知らせいたします。

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アジア環太平洋研究セミナー「独立200年/2021年ペルー選挙─分析と今後のみとおし─」
(Zoom開催)


めまぐるしく変わるラテンアメリカのなかでも、ペルーは、「一寸先は闇」、「選挙は水物」という政治をめぐる常套句が最もあてはまる国の一つである。とりわけ、独立200年を迎えた今年の大統領・国会議員選挙(4月11日一次投票、6月6日決選投票)は、そうした「常態」に慣れている同国の国民や観察者にとってさえも「まずありそうにない」と思われた展開・結果となった。

このセミナーでは、ペルー政治を過去30年にわたり観察してきた研究者と、近年の動向を現地でつぶさに分析した若手研究者が、それぞれの観点から今回の選挙過程を振りかえり、参加者の方々と今後のみとおしについて議論する。
ペルーの次期政権は、独立200年の記念すべき2021年から向こう五年、2026年までの任期を担う。これから、ペルー政治の舞台に登場する人々ならびにその観察者は、ラテンアメリカ独立の英雄の一人、シモン・ボリバルが遺した述懐「(ラテン)アメリカは我々にとって統治不可能である」をあらためてかみしめることになるのであろうか。決選投票が終わり次期大統領が確定した直後の開催となるが、参加者の方々とともに考えてみたい。


日時: 6月12日(土) 10:00-12:00

報告:「2021年選挙の全般的分析とその含意」 村上勇介(京都大学)
   「地方の叛乱か?」(仮)       中沢知史(立命館大学嘱託講師)



参加を希望される方は、下記連絡先までメールで参加の申し込みをしてください。送付する際に、アドレスの [at] はアットマークに代えてください。後日、Zoomへの招待を送付します。

連絡先:asiapacific[at]cseas.kyoto-u.ac.jp



主催:京都大学アジア環太平洋研究ユニット