『ラテンアメリカ時報』2022年春号の発行について
会員各位
『ラテンアメリカ時報』2022年春号は、4月25日に発行されます。協会のメイン
イベントであるインターアメリカン・ダイアログ(IAD)との共催セミナー
(2021年12月開催)において、現在世界的課題とされている持続可能な開発目標
(SDGs)が主題となったことから、その総括報告と公開セミナーでの各スピー
カーの発言要点を再現するとともにラテンアメリカ・カリブ地域へのODAのあり
方をSDGs に焦点を当てて示唆に富んだ問題提起を行っています。
次号夏号(7月25日発行予定)の特集は、「多様なカリブの世界 -CARICOM諸国
と日本」(仮題)です。首脳訪問・外相定期協議なども活発に行われ緊密な関係
を維持しているカリコム諸国について、各国大使館やJICA事務所などの全面的な
協力を得て、わが国との外交、ビジネス関係、地球温暖化の影響を受け易い島嶼
国の防災の仮題、各国事情などの総合特集を組みます。
「ラテンアメリカ時事解説」は、大統領が任期の折り返しを迎えたメキシコ、エ
ルサルバドルの対米、対中関係等の立ち位置、コロンビアとコスタリカの大統領
選挙結果とそれぞれの課題について解説します。
特集 ラテンアメリカ・カリブ地域におけるSDGsの展開
7回目を数えた日・米・ラテンアメリカ三極セミナー
2030年アジェンダ SDGsを焦点に ―ポスト・コロナを視野に協力の方策を探る―
-ラテンアメリカ協会共催セミナー運営グループ
三極公開セミナー -メイン・スピーカー5氏の発言要旨と問題提起
-ラテンアメリカ協会共催セミナー運営グループ
国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会 (ECLAC) 経済担当シニアー・
オフィサー 井上圭二氏
米国国際開発庁(USAID)ラテンアメリカ・カリブ地域担当副長官
ピーター・ナティエロ氏 (Peter Natillo)
NEC(日本電気)ブラジル最高経営責任者 アンジェロ・ゲーハ氏
(Angelo Guerra)
独立行政法人 国際協力機構(JICA)理事 井本佐智子氏
PwCアドバイザリー合同会社 インフラストラクチャー部門 ディレクター
富田 宏氏
インターアメリカン・ダイアログ(IAD) アジア・ラテンアメリカ・
プログラム部長 マーガレット・マイヤーズ氏(Margaret Myers)
ラテンアメリカ・カリブ地域への政府開発援助(ODA)のあり方再考
― 持続可能な開発目標(SDGs)に照らして-
-桑山 幹夫(ラテンアメリカ協会常務理事、
神戸大学経済経営研究所
リサーチ・フェロー)
駐日ラテンアメリカ関連機関代表インタビュー <第41回>
田中 秀治米州開発銀行(IDB)アジア事務所長
日本とラテンアメリカ・カリブ地域の架け橋として
-佐藤 悟(ラテンアメリカ協会副会長)
ラテンアメリカ時事解説
変化の時代を迎えるメルコスール -「柔軟化」に向けたウルグアイの挑戦-
-古川 恵香(在ベネズエラ大使館一等書記官、
在ウルグアイ大使館二等書記官)
2021年アルゼンチン中間選挙 ―与党連合敗北の要因とその影響―
-菊池 啓一(JETROアジア経済研究所 地域
研究センター ラテンアメリカ
研究グループ副主任研究員)
TPPに向けて -エクアドルの通商政策と東アジア
-幸地 茂(青山学院大学教授)
ホンジュラスにおける政権交代とポテンシャル
-中原 淳(在ホンジュラス大使)
メキシコ国営石油会社ペメックスの労働組合 -AMLO政権は「悪しき遺制」を
払拭できるか
-笛田 千容(駒澤大学総合教育
研究部講師)
33か国リレー通信 <第58回>
ラテンアメリカで仕事をするということ -異文化摩擦と対応 ブラジルの例
-大竹 茂(元S.Riko Automotive Hose do Brasil Ltda.
及びS.Riko Automotive Hose Tecalon S.A.
各CEO、社長)
ラテンアメリカ随想
南の花の都から -ブエノスアイレス-
-中前 隆博(在アルゼンチン大使)
ラテンアメリカ都市物語 <第24回 ベレン -ブラジル>
ベレン -マンゴー並木の町の移り変わり
-堤 剛太(汎アマゾニア日伯協会副会長、東京農工大学客員教授)
ラテンアメリカ参考図書案内 -桜井 敏浩
・『開発との遭遇 -第三世界の発明と解体』 アルトゥーロ・エスコバル
北野收訳(新評論)
・『宣教と適応 -グローバル・ミッションの近世』 斎藤 晃(名古屋大学
出版会)
・『国際法の誕生 -ヨーロッパ国際法からの転換』 中井 愛子(京都大学
出版会)
・『貝殻が語る環境と人 -ペルーの海と先史時代の漁撈民』 荘司 一歩
(風響社)
・『遙かなる隣国ペルー 修交150周年 太平洋が繋ぐ戦略パートナーシップ』
片山 和之(東京図書出版)
・『つながりと選択の環境政治学 ―「グローバル・ガバナンス」の時代に
おけるブラジル気候変動政策』 舛方 周一郎(晃洋書房)
・『メキシコ文化の機能不全 -パンデミック・T-MEC・文化財』 ホルヘ・
サンチェス=コルデロ 松浦芳枝訳(西田書店)
・『南米レストランの料理人 -海を越えて沖縄へ 日系家族のかたいつな
がり』 漢那 朝子(ボーダーインク)
・『ブラジル企業多国籍化の構図 -国家・為替相場がもたらす影響と変化』
松野 哲朗(日本評論社)
・『アンデス文明ハンドブック』 関 雄二監修 山本 睦・松本雄一(臨川
書店)
・『アンデスの考古学 新版 世界の考古学 ① 』 関 雄二(同成社)
・『スペイン語で辿る日本人の死生観 -蜘蛛の糸・城の崎にて 他6編』
伊藤 昌輝訳 フェルナンド・バルボサ協力(大盛堂書房)
・『「トルコ人」たちの百五十年 -中東とラテンアメリカを結ぶ』
飯島 みどり(影書房)
『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの目次は、
以下をご覧下さい。
http://latin-america.jp/archives/category/quarterly
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ご希望であれば協会事務局にお申し込み下さい。
1,250円+送料.申し込み info@latin-america.jp
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年会費(4~3月)は、個人-国内 10,000円、法人-同70,000円以上、
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