『ホセ・グアダルーペ・ポサダの時代〜十九世紀メキシコ大衆印刷物と版元バネガス=アロヨ工房』公刊記念講演会のお知らせ


【刊行記念講演会の案内】
長谷川ニナ(八木啓代編訳)『ホセ・グアダルーペ・ポサダの時代〜十九世紀メキシコ大衆印刷物と版元バネガス=アロヨ工房』

2024年2月2日(土)18:00 時~ 19:30時
Zoom または会場(在日メキシコ大使館内エスパシオ・メヒカーノ)
入場無料、要・事前申し込み:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdIDeSKU1FeeIwbZN9L-qWIikxavAVcBUUWTykwx3QP9TH2jg/viewform

【概要】
創立者アントニオ・バネガス=アロヨは、このメキシコの大衆印刷黎明期に一
代で工房を歴史に残るものにした傑物であり、彼自身も作家として児童向けの
物語などを執筆していたが、この数年で、初代バネガス=アロヨの玄孫たちに
よって同家に長く保管されていた大量の資料が公開されたため、一気に研究が
進んでいる。また、これらの絵入り印刷物を読み解くことで、当時のメキシコ
の風俗・文化・価値観が、鮮やかに浮かび上がってくる。

<目次>
まえがき
 第1章 「ホセ・グアダルーペ・ポサダとは誰か」
 第2章「アントニオ・バネガス=アロヨとは誰か」
 第3章「バネガス=アロヨ工房と『カラベラ』」
 第4章 「印刷物から見える十九世紀末のメキシコ市民像」
 第5章 「十九世紀のメキシコシティの女性たち」
 第6章 「バネガス=アロヨ社の風刺劇と検閲」
 第7章 「創業者アントニオ自身が作家だったのか?」
 第8章 「児童文学から見える十九世紀の社会階級」
※要事前登録