ラ米学会後援 第8回ラテン・アメリカ政経学会ORT開催のお知らせ


会員各位

下記の通り、ラテン・アメリカ政経学会では第8回オンライン・ラウンドテーブル(ORT)を開催いたします。
日本ラテンアメリカ学会の会員の皆様もぜひご参加ください。

日程:2024年8月10日(土)
時間:10:00-12:00(質疑応答含む)
場所:対面とオンラインのハイブリッド:東京外国語大学本郷サテライトhttps://www.tufs.ac.jp/abouttufs/contactus/hongou.html
3階セミナールーム (府中キャンパスではないので注意ください。)

報告者:水越和摩(タパー工科大学、インド)
報告テーマ:旧ゲリラ政党の中核支持層と有効支持層数
司会:舛方周一郎(東京外国語大学)
討論者:佐藤祐子(早稲田大学)

<概要>
2000年代以降、ゲリラ組織から政党へと転身した旧ゲリラ政党が新興国を中心に増え、このような政党を対象とした研究も徐々に増えています。
今回のORTでは、「旧ゲリラ政党の中核支持層と有効支持層数」をテーマに、先行研究ではほとんど触れられていない旧ゲリラ政党の中核支持層とその投票行動を取り上げます。
旧ゲリラ政党は比較的に新しいだけでなく、多くが下院議会選挙で得票率5%を下回ることからもわかるように、少数勢力であることが多い政党です。支持基盤を拡大するためには、
ゲリラ組織として活動していたころの負のイメージの払拭が鍵となる一方で、急激かつ大幅な方向転換は中核支持層の支持離れにもつながりかねません。では実際、旧ゲリラ政党の中核支持層
の投票行動にはどのような特徴があるのでしょうか。また、中核支持層以外にどれくらいの支持集団がいるのでしょうか。Manning et al.(2022)の「旧ゲリラ政党選挙結果データ」を参考に収集した
選挙結果の潜在集団分析(Latent Class Analysis)と、コロンビア革命軍(FARC、現COMUNES)の関係者への聞き取り調査をもとに、考察結果を報告します。

水越氏 略歴
2021年University College London(英国)にて博士号(比較政治学)取得
博士論文題目:Programmatic and Territorial Coherence: The Nationalization of Electoral Politics in Brazil in Comparative Perspective
2013年 慶應義塾大学(日本)にて修士号(政治学)取得

※本セミナーはラテン・アメリカ政経学会が主催、日本ラテンアメリカ学会は後援団体となります。

・本企画には日本ラテンアメリカ学会の会員でも参加できます。
・日本ラテンアメリカ学会およびラテン・アメリカ政経学会の会員でズームでの参加を希望する方は8月8日(木)までに以下のGoogle formに氏名とメールアドレスをご記入ください。
 8月9日(金)までにZOOMリンクを送ります。
※ラテン・アメリカ政経学会第8回ORTラテンアメリカ学会会員参加者用 (https://docs.google.com/forms/d/1DiZ4QvjChPBYKQjpihhUfpQwe161pBv5tUb_CumbnnI/edit)