東日本研究部会開催のお知らせ(2024年12月8日)


東日本部会実施要領

 下記の要領で東日本研究部会を開催します。ふるってご参加ください。

日時:12月8日(日) 14:00-16:00
開催方法:ズームによるオンライン開催
発表者および題目:久野量一(東京外国語大学)「ポスト・コンフリクト文学」
と不安・ガブリエル・バスケス『歌、燃えあがる炎のために』
討論者:マヌエル・アスアヘ・アラモ(早稲田大学)
発表概要:フアン・ガブリエル・バスケスは、コロンビアの近現代史を題材に採
り、暴力や歴史的事件の衝撃が人びととその記憶に及ぼした影響を探究し続けて
いる作家である。ガルシア=マルケスやバルガス=リョサ、カルロス・フエンテ
スのあとに生まれた世代でありながら、「ラテンアメリカ文学」の「王道」、す
なわち歴史とフィクションが交錯するようなスタイルを引き継いでいる作家の一
人とみなされている。本発表では、彼の短篇集『歌、燃えあがる炎のために』(
原書2018年、日本語訳、2024年、水声社)を中心に、その内容や語りの形式を「
ポスト・コンフリクト文学」としてとらえてみたい。

 発表者がひとりのため、後半は自由にバスケスとその最新短編集、「ポスト・
コンフリクト」の時代等についての合評会・読書会のようなセッションになれば
と思っています。『歌、燃えあがる炎』およびその他のバスケス作品、コロンビ
アに興味をお持ちの方の積極的な参加をお待ちします。
申し込み方法:参加希望の方は柳原孝敦(yanataka(a)l.u-tokyo.ac.jp ※ (a) を@
に替える)までご連絡ください。Zoomミーティングのアドレス、パスコード等
をお知らせします。