●テーマ：「ベネズエラ7月大統領選挙の混乱と1月新政権就任に向けての展望」
●日時： 12月17日（火）18：30～20：00（日本時間）

●概要：
7月28日のベネズエラ大統領選挙では、選挙管理委員会がニコラス・マドゥロの勝利と発表するも、その直後に反政府派選対本部が反政府派統一候補エドムンド・ゴンサレスが大勝したと発表し、主張が真っ向から対立するなかで、ふたたび国際社会の対応が分かれるとともに、国内政治が先鋭化し、ゴンサレスはスペインへの亡命を余儀なくされました。本報告では、7月選挙およびそれ以降国内で何が起きているのかについて坂口氏に概説いただいたのち、１月の新政権就任を見据えた今後の短期的展望について、とくに米国をはじめとする国際関係の視点から、同国の元キャリア外交官で国際政治専門家として執筆活動を続けるホセ・クラビッホ氏に考察いただきます。

●報告者：
・ホセ・クラビッホ（ベネズエラの元キャリア外交官。日本、インド、ドミニカ共和国、デンマークなどのベネズエラ大使館勤務、本省アジア・オセアニア部長などを歴任。国際政治ジャーナル等に論稿を発表。英国ブリストル大学国際政治修士）報告は英語（通訳なし）
・坂口安紀（ジェトロ・アジア経済研究所　主任調査研究員）報告は日本語

●プログラム（予定）
1. 開会挨拶・趣旨説明（5分）　JICA中南米部長　小原 学
2. 話題提供（45分）　国際政治専門家　ホセ・クラビッホ氏、ジェトロ・アジア経済研究所　坂口 安紀氏
3. コメント（10分）　専修大学経済学部　狐崎 知己教授　
4. 意見交換（30分）

●形式：オンライン（Zoom）
●参加登録：参加ご希望の方はFormsに必要事項をご記入ください　⇒以下　（〆切：12月16日17時）にお申込みください。追って、事務局よりオンラインツール（Zoom）のリンク等をお送りします。
https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=Qvyp64hVMU2KTm4b950xwBtkclwGhwtLs4u6bF_G0H9UMVAxT1JQWU1VMlpONzNIM1BZTE9DMFVUUi4u&route=shorturl

また、何かありましたら事務局までご連絡ください。（5rtpm@jica.go.jp　宛先：JICA中南米部計画・日系社会連携課）　
お知り合いでご関心のある方への転送は歓迎です。特に、若手、学生の参加、大歓迎です。
世代や組織を超えて、研究者も実務者も、それぞれのお考えやご疑問などを率直に交わしあうことのできるような会としたいと考えていますので、是非、お気軽にご参加ください。

参考：
第1回「ウクライナ侵攻の中南米経済への影響」
第2回「移民問題（エルサルバドル・グアテマラ）」
第3回「ブラジルの大統領選挙と今後」
第4回「メキシコはどこへ向かうのか」
第5回「グアテマラ有識者を迎えて：先住民女性の今と、大統領選挙に向けた政治状況」
第6回「民主主義の定着と権威主義の増大回避のために：中米地域における地方ガバナンス協力の教訓」
第7回「底を打つベネズエラ経済：プラス成長とインフレ低下はなぜ達成されたか」
第8回「ペルーにおける青果物輸出産業の成長」
第9回「ボリビアにおける国家とコミュニティに根付く包括的・戦略的ヘルスプロモーション」
第10回「アルゼンチンにおける社会扶助・社会運動と新政権」
第11回「「中南米イヤー」におけるカリブ諸国」
第12回「ボリビアにおける開発政策と「よく生きること」」