第9回ラテン・アメリカ政経学会ORT(ラテンアメリカ学会共催)開催のお知らせ
ラテンアメリカ学会の皆様
第9回ラテン・アメリカ政経学会ORT(ラテンアメリカ学会共催)開催のお知らせ
日本ラテンアメリカ学会とラテン・アメリカ政経学会との共催で、以下の要領でORT(ブックトーク)
をオンラインで開催いたします。
下記の通り、ラテン・アメリカ政経学会では第9回オンライン・ラウンドテーブル(ORT)を開催いたします。
報告者の吉村さん、討論者の田中さんは、ともに日系人研究に携わる気鋭の若手研究者です。
研究分野が異なる会員の皆様も貴重な交流の機会ともなりますので、積極的な参加を期待しております。
日程:2025年3月15日(土)
時間:10:00-12:00(質疑応答含む)
場所:オンライン
報告者:吉村竜(明治大学)
報告テーマ: ブックトーク 吉村竜会員(明治大学)『果樹とはぐくむモラル―ブラジル日系果樹園からの農の人類学』
司会:舛方周一郎(東京外国語大学)
討論者:田中秀一(JICA研究所)
<概要>
著書『果樹とはぐくむモラル―ブラジル日系果樹園からの農の人類学』(吉村竜、2024年、春風社)は、
日本由来の果樹とともにブラジルの地に根を下ろしてきた日系人の文化史を描き出すエスノグラフィーである。
見えてくるのは日系果樹園の経済事情だけではない。組合活動を通じての連帯と協同、ブラジルで「なにものか」
になろうとした日系人のエスニシティ、果樹の生育を見極める経験的な知識の習得・伝達の過程など、経済的な
利害やリスクによっては説明しきれないことも含まれる。本企画ではそのような本書の内容に触れながら、
著者がフィールドワークを通して何を学び何を描き出したかったのかを紹介し、蓄積のあるブラジル日系人
研究においてどのように位置づけられるのかを考えたい。
吉村氏 略歴
2021年東京都立大学にて博士号(社会人類学)取得
博士論文題目: 営農する日系人の民族誌―現代ブラジル都市近郊農村における「果樹との対話」の根源
現在、明治大学研究・知財戦略機構博士研究員
※本セミナーはラテン・アメリカ政経学会が主催、日本ラテンアメリカ学会は後援団体となります。
・本企画には日本ラテンアメリカ学会の会員でも参加できます。
・日本ラテンアメリカ学会およびラテン・アメリカ政経学会の会員で参加を希望する方は3月13日(木)までに
以下のGoogle formに氏名とメールアドレスをご記入ください。3月14日(金)までにZOOMリンクを送ります。
※ラテン・アメリカ政経学会第9回ORTラテンアメリカ学会会員参加者用 (https://docs.google.com/forms/d/1DiZ4QvjChPBYKQjpihhUfpQwe161pBv5tUb_CumbnnI/edit)