「中南米の地域大国ブラジルとメキシコの変化―研究者の軌跡と重ねて」オンライン講座のお知らせ
皆さま
ジェトロ・アジア経済研究所が開催する本講座では、中南米の地域大国であるブラジルとメキシコを取り上げ、研究者が関心や成果の軌跡および自身の歩みと重ねながら、それぞれの国の変化を解説します。
ブラジル研究者である近田亮平は、学部生だった1992年に初めてブラジルへ渡り、その後ジェトロ・アジア経済研究所に入所してから約四半世紀、ブラジルについて地域研究や社会的テーマの視点から研究を行ってきました。途上国だったブラジルは21世紀に入り、新興国の雄として世界でのプレゼンスを増しました。その後、2010年代半ばから混乱の時期を迎えますが、2023年の第3次ルーラ政権の発足もあり、グローバルサウスとして再び注目度を高めています。
畑惠子氏は、メキシコの政治や社会を研究してきましたが、1990年代後半からジェンダーの視点を意識するようになり、近年は性とジェンダーの多様性へと関心を広げてきました。その背景には、ジェンダー・パリティの導入、2024年の女性大統領の誕生、さらには多様な性的指向・性自認の承認とその権利保障等に示されるメキシコ社会の急激な変化と、勤務校で男女共同参画や多様性尊重の推進に関わった個人的な経験があります。ここでは、研究の視点や関心の変化を通してメキシコ社会の変容を考えます。
長きにわたりブラジルとメキシコに関わってきた日本の研究者が、それぞれの軌跡や経験とともに各国の変化を分かりやすく解説します。皆様のご参加をお待ちしています。
開催日程:2025年3月25日(火曜)16時00分~17時30分
会場:オンライン(ZOOMビデオウェビナー)
講師:
近田亮平(ブラジル):ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター ラテンアメリカ研究グループ長
畑惠子(メキシコ):早稲田大学 招聘研究員・名誉教授
詳細およびお申し込みは下記サイトをご覧ください。
https://www.ide.go.jp/Japanese/Event/Seminar/250325.html
宜しくお願い申し上げます。
近田亮平