『ラテンアメリカ時報』2025年春号発行のお知らせ

(一社)ラテンアメリカ協会季刊会報『ラテンアメリカ時報』春号が
4月25日に発行されます。時宜を得た論考、解説、そしてラテンアメリカ関連図書情報13点を載せているので是非ご一覧ください。

今年は中米諸国との外交関係樹立90周年であることから「2025年日・中米交流年」が中米統合機構(SICA) 8か国との間で実施されています。特集は中米の共通性や多様性の分析に加え、日本とのビジネス関係強化に向けてその魅力・潜在力を紹介します。

特集:2025 年 日・中米交流年 ―中米各国のビジネス・ポテンシャルを探る
・中米諸国はどこに向かうのか ―共通性と多様性
-笛田 千容(駒澤大学 准教授)
・新時代を迎えるグアテマラのビジネス・ポテンシャル
-桑名 良輔(在グアテマラ大使)
・ホンジュラス・中南米ビジネス推進に向けた考察 ―マイアミから域内に移って考えたこと
-中井 一浩(在ホンジュラス大使)
・エルサルバドル 世界一安全な国へ
-星野 芳隆(在エルサルバドル大使)
・魅力あふれる「湖と火山の国」ニカラグア ―フロンティア・スピリッツを掲げ、その大地に目を向けろ
-荻野 正裕(在ニカラグア大使)
・日本ラブの貿易大臣が貿易・投資を仕切っている国 コスタリカ
-有吉 勝秀(在コスタリカ大使)
・ラテンアメリカのハブ パナマ
-松永 一義(在パナマ大使)
・政治的に安定した多民族国家 ベリーズ
-白方 信行(在ベリーズ大使)
・輝く民主主義の国 ドミニカ共和国
-早川 修(在ドミニカ共和国大使)
・産業クラスター化と人材育成の重要性 ―エルサルバドルの経験を中心に
-高橋 貞雄(JICA エルサルバドル派遣専門家)

駐日ラテンアメリカ大使インタビュー <グアテマラ共和国>
マヌエル・エストゥアルド・ロルダン・バリジャス駐日グアテマラ大使
マヤ文明の国グアテマラの魅力を知ってほしい ―外交関係90周年と万博を通じ関係を促進
-佐藤 悟(ラテンアメリカ協会副会長)

ラテンアメリカ時事解説
・米州開発銀行域外国会合と総裁訪日
-芹生 太郎(米州開発銀行 アジア事務所長)
・JICA がIDB とラテンアメリカでのビジネスに10億ドルを投資
-岩橋 立朗(JICA 民間連携事業部)
・ラテンアメリカにおける日本型教育の展開事業 ―文部科学省「EDU-Port ニッポン」の取組
-永井 章平(文部科学省「EDU-Port ニッポン」事務局、コーエイリサーチ&コンサルティング)
・ペルー北東部の観光の可能性 ―経済発展と文化遺産・自然資源保全の両立を目指して
-髭 信(JICA 経済開発部)

ラテンアメリカ進出企業の最前線から
“Creating Value Together” ―コマツ、ラテンアメリカ70年の軌跡
-船津 大樹(コマツ 建機マーケティング本部 米州営業部長)

開発協力の現場から
優しさに満ち溢れた出産を実現するために
-久野 佐智子(JICA エルサルバドル事務所 広域企画調査員)
-大町 佳代(JICA ドミニカ共和国事務所 企画調査員)

ラテンアメリカ・ビジネストレンド
中南米進出日系企業実態調査ポイント解説
-佐藤 輝美(ジェトロ 調査部米州課中南米班リサーチ・マネージャー)

ラテンアメリカ随想
BIZEN 中南米美術館と私
-森下 矢須之(BIZEN 中南米美術館 館長)

ラテンアメリカ・カリブ研究所通信
-浜口 伸明(ラテンアメリカ協会ラテンアメリカ・カリブ研究所長)

ラテンアメリカ参考図書案内 桜井 敏浩
・TORRIJOS Y SU TIEMPO: EL CANAL DE PANAMA EN LA ENCRUCIJADA"(トリホスとその時代 ―岐路に立つパナマ運河)』-細野 晴子(COMILLAS)
・日系ブラジル人労働者の雇用形態と雇用意識-早川 和幸(中央経済社)
・考古学者だけど、発掘が出来ません。多忙すぎる日常-青山 和夫・大城 道明・角道 亮介(ポプラ社)
・愛と孤独のフォルクローレ ―ボリビア音楽家と生の人類学-相田 豊(世界思想社)
・チェ・ゲバラ 革命の人生(上・下)-ジョン・リー・アンダーソン(みすず書房)
・アクティブブラーニング 多文化の共生社会を創る ―ラテンアメリカの問題から探る-石黒 馨・福間 真央・額田 有美(晃洋書房)
・コロンビア共和国憲政史-寺尾 辰麿(風行社)
・ラテンアメリカのLGBT ―権利保障に関する6か国の比較研究-畑 恵子編著(明石書店)
・ボリビアを知るための65章【第3版】-大島 正裕編著(明石書店)
・時空と共に ―ボリビア先住民の民話-アンデスの語り部他 栗原重太郎編集・訳(文芸社)
・不平等のコスト ―ラテンアメリカから世界への教訓と警告-ディエゴ・サンチェス=アンコチェア 谷 洋之・内山直子訳(東京外国語大学出版会)
・アンデス文明ガイドブック(シリーズ「古代文明を学ぶ」)-松本 雄一(新泉社)
・カリブ海序説-エドゥアール・グリッサン(インスクリプト)
・呪医とPTSD と幻覚キノコの医療人類学 ―マヤの伝統医療とトラウマケア-宮西 照夫(遠見書房)

次号予告
2025年夏号(2025年7月25日発行)の特集は、「日本ブラジル外交関係樹立130周年 ―両国関係の現状と展望を考える」(仮題)です。本年、日本とブラジルは外交関係樹立130周年を迎えたことから「日本ブラジル友好交流年」として多彩な事業が行われます。3月にはルーラ大統領が国賓として訪日し両国関係に進展が見られました。このような両国関係を政治、外交、経済、学術、文化など様々な角度から分析し、今後の展望を読み解きます。

バックナンバー/Web公開
『ラテンアメリカ時報』のこれら内容は、掲載誌発行と同時にWebサイトの会員ページでご覧頂けます(特集論考の冒頭部分は公開され、全掲載論考の本文は1年後に公開されます)。
これまでのバックナンバーも以下でご覧下さい。
https://www.latin-america.jp/archives/category/quarterly
https://www.latin-america.jp/latin_data/download-category/jihou/?orderby=date
「ラテンアメリカ参考図書案内」(公開)のバックナンバーは、
https://www.latin-america.jp/archives/category/books

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申し込み:ラテンアメリカ協会事務局 info@latin-america.jp

会員特典・年会費
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