KYOTO EXPERIMENT 2025:マルタ・ルイサ・エルナンデス・カデナス公演のご案内
KYOTO EXPERIMENT広報の前田と申します。
私共は2010年から、毎年、秋に京都市内でKYOTO EXPERIMENTという国際舞台芸術祭を開催している団体です。
今回は、10月4日~10月26日の23日間にわたり、KYOTO EXPERIMENT 2025を開催しております。
10月24日~26日には、キューバを拠点に、詩人で劇作家、パフォーマーとして活躍するマルタ・ルイサ・エルナンデス・カデナスによる演劇公演『私はユニコーンではない』が京都芸術センターにてあります。
日本初紹介となる今回は、LGBTQ の象徴としても知られる聖獣ユニコーンに、父権性が強く残るキューバで抑圧されてきた女性や性的マイノリティ、彼らのユートピアを重ね、自由を希求する作品を上演します。
ぜひ、ご紹介したくご案内を差し上げました。
※東京外国語大学教授の久野量一氏によるレビュー記事(https://kyoto-ex.jp/magazine/martha01/)や
アーティストインタビュー(https://kyoto-ex.jp/magazine/martha02/)もウェブサイトにて掲載しています。
公演概要:
マルタ・ルイサ・エルナンデス・カデナス
『私はユニコーンではない』
伝説の美しき一角獣ユニコーン。その気高さと純粋さからLGBTQの象徴としても知られる聖獣は、見る人によっては可愛いキャラクター、または奇形や蔑みの対象となるかもしれない。こうした複層的なイメージを持つユニコーンに、父権性が強く残るキューバで抑圧されてきた女性や性的マイノリティ、彼らのユートピアを重ねたのが、詩人で劇作家、パフォーマーのマルタ・ルイサ・エルナンデス・カデナスだ。「わたしはユニコーンではない」を意味する逆説的なタイトルの下、カデナスは自らの身体と映像、パーソナルな記憶、ファンタジーを織り交ぜながら、自由を希求する叙情詩を紡ぐ。
「わたしの角は奇形ではない。わたしの愛は奇形ではない。わたしの裸は奇形ではない」。
鮮烈な詩に導かれる物語は、アイデンティティとしての角を獲得したユニコーン(仮面を被ったカデナス)が、首都ハバナを彷徨う映像からはじまる。並行して舞台上では、カデナスがユニコーンのオブジェを並べ、ひとつの世界を築いていく。全編を貫くのはユニコーンたちへの鼓舞と連帯のメッセージ。ここ日本の声なき声とも、きっと共鳴することだろう。
日時
10.24 (Fri) 16:00 ★
10.25 (Sat) 18:00 ◆
10.26 (Sun) 18:00 ♡
★ ポスト・パフォーマンス・トーク
◆ 感想シェアカフェ
♡ 託児あり(要予約・7日前まで)
会場:京都芸術センター 講堂
上演時間:40分
料金:
一般:¥2,500
ユース(25歳以下)・学生:¥2,000
高校生以下:¥1,000
ペア:¥4,500
言語:スペイン語(日本語・英語字幕あり)
詳細はこちらをご覧ください:
https://kyoto-ex.jp/program/martha-luisa-hernandez-cadenas/

