講演会のお知らせ

Relaciones culturales de México y Japón en la Posguerra: un análisis retrospectivo
「戦後の日墨文化交流-回顧的分析-」

カル ロス・ウスカンガ教授(メキシコ国立自治大学国際関係学科)

各位

この度イベロアメリカ研究所では、メキシコ国立自治大学国際関係学科のカルロス・ウスカンガ教授をお招きし、日墨文化交流史についての講演会を開催することになりました。ウスカンガ教授は近年、メキシコのおける日本外交の専門家として、両国で史料を掘り起しつつ、日墨関係史を再考する研究をされています。

欧米諸国との不平等条約の改正を目指した明治期の日本が初めて結んだ平等条約が、1888年に締結された「日墨修好通商条約」であったことは知られていますが、1924年に同条約は再協議され、学術交流の拡大が決まって、両国の人的交流は戦間期も続けられていました。大戦期の中断を経て、サンフランシスコ講和条約を直ちに批准し外交関係を再開したのもメキシコでした。その2年後の1954年には日墨の文化協定が調印されています。やがてこの協定が基礎となり、1971年には「日墨研修生・学生等交流計画」が開始され、これまでに4500人を超える人びとが参加しています。

このように深い背景を持つ日墨関係の歴史をふまえながら、両国の間で綿々と続いてきた文化交流について、研究成果を盛り込みながらお話しいただきます。

皆様万障お繰り合わせの上ご来場ください。