講演会のご案内
会員各位
日墨交流会より、講演会のご案内がありましたので、ご紹介いたします。
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第20回メキシコセミナーのお知らせ
2012年11月30日
日墨交流会
会長 高山智博
第20回メキシコセミナーを下記要領で開催致しますので、奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます。
今回は 多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授、写真家、写真評論家である港千尋(みなと ちひろ)先生に、写真家マヌエル.アルバレス.ブラボ(1902-2002)の作品についてご講演いただくことになりました。
アルバレス・ブラボはメキシコを代表する芸術家のひとりとして知られています。写真家として、また教育者としても優れた功績を残したブラボは、シュルレアリズムとも密接な関係をもった、20世紀芸術の生き証人でもありました。先生は、1980年代に南米に留学され写真を始めましたが、ブラボの写真のなかに北米ともヨーロッパとも異なる、魔術的とさえ言える、光と影の芸術を発見して、深く魅了されました。
このセミナーでは彼の代表的な作品を振り返りながら、一瞬のなかに永遠をとじこめる写真という芸術の不思議さ、面白さを見せていただきます。
記
1.日時:2013年1月31日 (木) 午後6時15分-―7時30分
2.場所:メキシコ大使館別館5階 エスパシオ メヒカーノ
(千代田区永田町2-15-1 メキシコ大使館 TEL 03-3581-1131
地下鉄丸ノ内線、銀座線「赤坂見附」、ベルビー赤坂出口より徒歩5分
有楽町線、半蔵門線、南北線「永田町」6番出口より徒歩5分)
3.講師ならびに演題:
講師: 港 千尋先生(多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授)
演題: メキシコの光と影-アルバレス・ブラボの芸術を中心に-
4.定員:100名
5.会費: 無料
6.主催:メキシコ大使館/日墨交流会
7.連絡先:出席希望者は、seminar@nichi-boku.com 又はTEL/FAX:03-3330-0432 (日墨交流会事務局)に1月24日(木)までにご連絡をお願い申し上げます。
以上
プロフィール
港 千尋(みなとちひろ)
1960年生まれ 早稲田大学政治経済学部卒業
現在多摩美術大学美術学部 情報デザイン学科教授
「記憶」「群衆」「移動」などをテーマに旺盛な作家活動をつづける一方、多くの著作を刊行している。2007年の第52回ヴェネツィア.ビエンナーレでは日本館コミッショナーを務めた。
<写真集>
・「波と耳飾り」 新潮社1994
・「明日、広場で ヨーロッパ1989〜1994」 新潮社 1995
・「瞬間の山 」インスクリプト 2001
・「In between No.2 France Greece 」EU・ジャパンフェスト日本委員会 2005
・「文字の母たち」 インスクリプト 2007
・「レヴィ=ストロースの庭」NTT出版2008
・「掌の縄文」羽鳥諸点2012年
<近刊>
・『書物の変—グーグルベルグの時代』せりか書房 2010
・『芸術回帰論』平凡社新書2012
・『ヴォイドへの旅 空虚の力の想像力について』青土社、2012
・「バスク七色」クリスタル・ケイジ 2012年
<受賞>
・1997年『記憶 - 「創造」と「想起」の力』でサントリー学芸賞受賞
・(社会・風俗部門)。
・2006年 写真展「市民の色 chromatic citizen」で第31回 伊奈信男賞受賞