季刊誌のご案内

会員各位

桜井敏浩会員より、季刊誌のご案内がありましたので、ご紹介いたします。

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(社)ラテンアメリカ協会の季刊『ラテンアメリカ時報』の2013年秋号が、10月25日に発行されます。

特集は、「ペルー 目覚ましき成長国」です。ラテンアメリカで最も安定し、最も高い成長率を維持し、
政治・経済のみならず太平洋同盟の主要構成国としてさらなる発展を目指しているペルーの現状を、ウマラ政権の経済・外交政策、太平洋同盟に活路を求める国際経済関係、世界市場の変化の中でのペルーと日本との関係、鉱産物だけではない新輸出品戦略、日本との絆-料理に象徴される日系の存在感の変化、様々な文化学術交流など、それぞれの分野でペルーに関わっている専門家ならではの切り口から分析した、実に8編の論考 が掲載されています。

特集:ペルー 目覚ましき成長国
(1) 高い安定成長に支えられたペルーの発展とウマラ政権の課題
遅野井 茂雄(筑波大学教授・同大学院人文科学研究科長。ラテンアメリカ協会監事)
(2) ペルー 太平洋同盟とリージョナルなビジネスチャンス
武内 靖雄(三井住友銀行リマ出張所長)
(3) 国際市場の変化における日本とペルーの最近の話題
五味 篤(日秘商工会議所会頭、三井金属鉱業リマ支社長)
(4) ペルーコーヒー 独自のコーヒーに向けての新しい傾向と戦略 オーガニック・コーヒーとフェアトレード
Luis Helguero(駐日ペルー大使館商務参事官)
(5) ニッケイ料理からニッケイ・フェージョン料理へ -日系ペルー人のアイデンティティ変遷-
柳田 利夫(慶應義塾大学文学部教授)
(6) 日本とペルーの文化交流
大貫 良夫(東京大学名誉教授、野外民族博物館リトルワールド館長)

33カ国リレー通信
ナスカ地上絵研究の過去と現在
坂井 正人(山形大学人文学部教授)

ラテンアメリカ随想
ローカル(リージョナル)食文化の賜物、バラエティーに富むペルー料理
中村 明((株)先駆代表取締役)

ラテンアメリカ時事解説:
ブラジルの大規模デモ
木下 義貴(在ブラジル日本大使館一等書記官)

駐日ラテンアメリカ大使インタビュー <第9回>
セデニョ・モリナリ駐日コスタリカ大使
環境と非武装の盟主コスタリカ -再生可能エネルギー、バイオインダストリー等への日本の民間投資を期待

連載
・歴史の中の女たち<第30回>
マリキータ・サンチェス(1786~1868年)-スカートをはいたドン・キホーテ
伊藤滋子
・ラテンアメリカ参考図書案内 ペルー関連中心に11点
桜井敏浩

『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの目次は、以下をご覧下さい。
http://www.latin-america.jp/modules/pico/index.php?content_id=6

ご関心の方は、協会事務局に購入申し込み下さい。
1,200円+送料.申し込み info@latin-america.jp

次号『ラテンアメリカ時報』2013/14年冬号(14年1月下旬発行予定)では、ラテンアメリカのこんなところで、この分野で活躍している日本企業の群像を、その第一線で働いてこられたビジネスマンに執筆頂いた特集を予定しています。

これらの『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの全内容とともに、中南米全体の基礎データ集「中南米諸国便覧2011年版」,2011/12年冬号「特集:ラテンアメリカと中国」の冒頭の基調論考の基となった調査報告書『中南米と中国-その関係の現状について』、「世界の中のラテンアメリカ」をはじめ多くの有用なデータベースが、会員専用ページに収録されています。

会員になれば(個人-国内 8,000円、法人-同50,000円/4~3月)、『時報』の無料送付を受けられ、協会が催す講演会・ワークショップ・ラウンドテーブル等への優先・割引参加、わが国随一のラテンアメリカ・データベースである会員専用ページ閲覧も出来ます。その他、日本でのラテンアメリカ関係団体向けの国別団体会員(10,000円)、Webサイト閲覧のみの「在外会員」(4,000円)制度もあります。
http://www.latin-america.jp/modules/pico/index.php?content_id=10