公開シンポジウムのお知らせ

会員各位

地域研究コンソーシアム(JCAS)より下記の公開シンポジウムの案内がありましたのでお知らせします。

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 【日本学術会議公開シンポジウム】
「地域研究の「枠」を味わう──現地から中央アジア、オセアニア、EU、東南アジアを読む──」

 □ 日時:2013年11月17日(日)13:00〜17:00
 □ 場所:青山学院大学総研ビル12階大会議室

 地域研究とは何か。海外のさまざまな現象を研究する「地域研究」が、日本で学問として市民権を得るようになって、半世紀近くが経つ。欧米の「エリア・スタディーズ」が冷戦期の戦略的な志向をもち、その学術性に疑問が投げかけられがちなのに対して、日本の地域研究は、より幅広く、特定の利害関係から自由な、豊かな学問として発展してきた。海外の現象から得られる「発見」。世界のなかに自らをおくことで可能となる「相対化」。海外のさまざまな事象を比較して、一般則を見出す「比較」。そしてそれぞれの地域の文化、社会の独自性を知ることを前提とする「多文化共生」。グローバル化された現代社会に、地域研究は不可欠である。
 本シンポジウムでは、中央アジア、オセアニア、EU、東南アジアを舞台に、長年「地域研究」に携わってきた専門家が、それぞれの地域研究の「粋」を語る。同時に、同じ地域研究でも、それぞれが専門とする学問分野の違いによって多様なアプローチがあることを、報告から感じて欲しい。

*より詳しくこちらのポスターpdf(http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/176-s-1-4.pdf)をご覧ください。