シンポジウムのご案内
会員各位
関雄二会員より、シンポジウムのご案内がありましたので、ご紹介いたします。
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日本ラテンアメリカ学会会員各位
国立民族学博物館と山形大学は、以下のように2つのイベントを開催いたします。ふるってご参加ください。
1. 国際シンポジウム
Desarrollo y Cambio Social en las Sociedades Prehispánicas de la Costa Sur del Perú
(ペルー南海岸の先史社会における発展と社会変化)
【日時】2014年2月16日 10:00~17:30
【場所】国立民族学博物館 第4セミナー室
【定員】60名 (先着順)
【参加費】無料(自然文化園通行料は別)申込不要
【主催】国立民族学博物館・科学研究費基盤研究S「権力の生成と変容から見たアンデス文明史の再構築」 (研究代表者:関雄二)
【共催】山形大学人文学部、科学研究費補助金新学術領域研究「環太平洋の環境文明史」(研究代表者:茨城大学教授・青山和夫)、頭脳循環を加速する若手研究 者戦略的海外派遣プログラム「ナスカ地上絵の学際的研究における次世代研究者養成とネットワーク構築」(研究代表者:山形大学教授・坂井正人)
【協力】古代アメリカ学会
【使用言語】スペイン語 通訳なし
【趣旨】最近、ペルー南海岸における考古学調査が活発に行われるようになり、ペルー北部に成立した諸社会と比べると、かなり様相の異なった社会が南海岸に成立したことが分かってきた。本シンポジウムの目的は、ナスカおよびパルパ地区を中心に現地調査を実施している研究者が集まり、この地域に成立した諸社会(パラカス、ナスカ、イカなど)の実態とその動態に関する知見を深めるとともに、共有することにある。ペルー南海岸を中心とした地域における現地調査で得られた一次データをもとにして、周辺地域との関係を視野に入れ、ペルー南海岸の諸社会の実態およびその変容について、権力と地域間交流に注目することによって議論したていきたい。
【プログラム】
10:00 -10:15
Introducción
Yuji Seki (National Museum of Ethnology)
Masato Sakai(Yamagata University)
10:15-11:15
“Las transformaciones del poder y la sociedad en Nasca: una perspectiva desde la cuenca del sur.”
Christina A. Conlee (Texas State University)
11:15-12:15
“La cultura Paracas en los valles de Palpa, costa sur del Perú.”
Markus Reindel (Commission for Archaeology of Non-European Cultures [KAAK])
12:15-13:30
Almuerzo
13:30-14:30
“Peregrinación y Poder en Nasca Temprano.”
Kevin Vaughn (Purdue University)
14:30-15:30
“Paracas en la sierra: una Perspectiva desde Campanayuq Rumi.”
Yuichi Matsumoto (Yamagata University)
15:30-15:45
Coffee Break
15:45-16:45
“Paisaje y sociedades en los valles del Río Grande de Nasca.”
Masato Sakai (Yamagata University)
16:45-17:30
Debate final y clausura
Comentaristas:
Kinya Inokuchi (Saitama University)
Shinya Watanabe (Nanzan University)
Eisei Tsurumi (The University Museum, The University of Tokyo)
Atsushi Yamamoto (National Museum of Ethnology)
Yoshifumi Sato (National Museum of Ethnology)
【問い合わせ先】国立民族学博物館 関研究室 06-6878-8252 sekiken@idc.minpaku.ac.jp
http://www.minpaku.ac.jp/research/activity/news/rm/20140216
2. 国際学術講演会
Geoglyphs and Society in Nasca and Palpa: Recent Advances in Archaeological Research
(ナスカとパルパの地上絵と社会:考古学研究の最前線)
【日時】2014年2月22日 13:00~17:00
【場所】山形大学基盤教育222教室
【定員】300名(先着順)
【参加費】無料、申込不要
【主催】山形大学人文学部
【共催】国立民族学博物館 科学研究費補助金基盤研究(S)「権力の生成と変
容から見たアンデス文明史の再構築」(研究代表者:国立民族学博物館教授・関
雄二)、科学研究費補助金新学術領域研究「環太平洋の環境文明史」(研究代表
者:茨城大学教授・青山和夫)、頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣
プログラム「ナスカ地上絵の学際的研究における次世代研究者養成とネットワー
ク構築」(研究代表者:山形大学教授・坂井正人)
【協力】古代アメリカ学会
【使用言語】日本語、英語(通訳あり)
【趣旨】ナスカ・パルパ地域における最新の調査成果に基づき、この地域の社会の実態および地上絵をめぐる研究の最前線を提示する。ナスカ期だけでなく、その前後の時期に制作された地上絵、居住地、神殿、鉱山といった様々な遺跡調査から、当時の社会組織や環境変動の動態といった幅広いテーマについて論じる。また長年、地上絵の保護活動に貢献してきた楠田枝里子氏による特別講演も予定している。
【プログラム】
13:00-13:15
挨拶 北川忠明(山形大学)
特別講演
13:15-13:45
「ナスカと私」楠田枝里子(司会者、エッセイスト)
一般講演
13:45-14:35
"Climate Change and its Impact on Settlements and Geoglyphs in Palpa, South of Peru"
Markus Reindel (Commission for Archaeology of Non-European Cultures [KAAK])
14:35-15:25
"Two Thousand Years of Ritual Practices and Religion in the Nasca región of Peru"
Christina A. Conlee (Texas State University)
15:25-15:40
休憩
15:40-16:30
"Nasca Society from the Periphery: New Perspectives from Villages and Mines. "
Kevin Vaughn (Purdue University)
16:30-17:00
「ナスカの地上絵と社会変化」
坂井正人(山形大学)
【問い合わせ先】
山形大学人文学部事務室
山形市小白川町一丁目4-12 電話番号 023-628-4203
http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/yu/modules/bulletin2/article.php?storyid=339