季刊誌のご案内

会員各位

桜井敏浩会員より、季刊誌のご案内がありましたので、ご紹介いたします。

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(社)ラテンアメリカ協会 http://www.latin-america.jp/ の季刊『ラテンアメリカ時報』の2014年春号が、4月24日に発行されます。

特集は、「日本・カリブ交流年とカリブ諸国の今」です。今年は日本・カリブ交流年であり、我が国にとって外交・ODA 関係のみならず、進展する地域統合からカリブ音楽や観光に至るまで、注目されている割には情報の少ないカリブ諸国の現在の実情を総合的にお伝えします。その他ラテンアメリカ諸国の各種政経・文化最新情報も盛り沢山載せています。

特集:日本・カリブ交流年とカリブ諸国の今
(1) 日本・カリブ交流年に
小林 麻紀 (外務省中南米局中米カリブ課長)
(2) カリブ諸国の開発戦略の変遷 -地域統合及びラテンアメリカとの連携を中心に
松本 八重子(亜細亜大学非常勤講師)
(3) 我が国の対カリブ海諸国外交
島内 憲  (外務省参与 日本・カリブ交流年担当)
(4) 日本とカリコム諸国 -カリブ島嶼国に対するJICA事業の概要
藤城 一雄 (国際協力機構中南米部中米・カリブ課長)
(5) CARICOM(カリブ共同体)加盟14か国:各国紹介
外務省中南米局カリブ室
(6) カリブ音楽の伝統と現在
石橋 純(東京大学教養学部ラテンアメリカ研究コース准教授)
(7) 観光資源としてのカリブ海
カルデナス・イバン(ラテンアメリカ協会ラテンアメリカ・カリブ研究所員、前在マイアミ総領事館専門調査員)

駐日ラテンアメリカ大使インタビュー <第11回>
アンドレ・アランニャ・コヘーア・ド・ラーゴ駐日ブラジル大使
成熟した国同士の新たな関係を期待
-最優先課題はインフラ拡充等「ブラジル・コスト」の解消-
インタビュアー 伊藤昌輝(ラテンアメリカ協会副会長)

ラテンアメリカ時事解説:
(1) 2014年エルサルバドル大統領選挙を概観して
笠原 樹也(在エルサルバドル日本国大使館二等書記官)
(2) 太平洋同盟の意義と展望
清水 勇佑(外務省中南米局中米カリブ課長補佐)
(3) エクアドル「ヤスニITTイニシアティブ」頓挫の経緯を説く
木下 直俊(東海大学非常勤講師)

33カ国リレー通信 ペルー共和国
文化事業の現場に見たペルー -文化外交の最前線
黒田 なおみ(在ペルー大使館一等書記官、現国際連合日本政府代表部)

ラテンアメリカ随想
ジャマイカの熱い風に踊らされ
阿曽沼 和彦(音楽プロデューサー、在ジャマイカ)

歴史の中の女たち <第32回>
フリーダ・カーロ(1907~1954年)-メキシコの女流画家
伊藤 滋子

ラテンアメリカ参考図書案内 特集関連ほか 11点
桜井 敏浩
『カリブ-世界論』『コロンブスからカストロまで(Ⅰ)(Ⅱ)』
『太陽の石』『ホンジュラスを知るための60章』『解釈する民族運動-ボリビアとエクアドル』『アンデスの文化遺産を活かす-考古学者と盗掘者の対話』『ブーゲンビリア上・中・下』『「日系人」活用戦略論』『上塚司のアマゾン開拓事業』『南米への移民』『社会自由主義国家ブラジルの「第三の道』

『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの目次は、以下をご覧下さい。
http://latin-america.jp/archives/category/quarterly

ご関心の方は、協会事務局にお早めにお申し込み下さい。
1,250円+送料.申し込み info@latin-america.jp

次号『ラテンアメリカ時報』2014年夏号(14年7月下旬発行予定)では、パナマ運河の拡張契約完成の目途が立ち、これから物流のみならず金融その他で重要性を高めていくと見込まれる「パナマ -拡張された運河と物流のハブ」を特集します。運河の現状と拡張後、それによる世界の物流の変化、またパナマの都市環境問題への取り組みからその社会や文化などを、それぞれの分野に通じた実務家の方々を中心に執筆頂く予定です。

これらの『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの全内容とともに、中南米全体の基礎データ集「中南米諸国便覧2011年版」,2011/12年冬号「特集:ラテンアメリカと中国」の冒頭の基調論考の基となった調査報告書『中南米と中国-その関係の現状について』、「世界の中のラテンアメリカ」をはじめ多くの有用なデータベースが、会員専用ページに収録されています。

会員になれば(個人-国内 8,000円、法人-同50,000円/4~3月)、『時報』の無料送付を受けられ、協会が催す講演会・ワークショップ・ラウンドテーブル等への優先・割引参加、わが国随一のラテンアメリカ・データベースである会員専用ページ閲覧も出来ます。その他、日本でのラテンアメリカ関係団体向けの国別団体会員(10,000円)、Webサイト閲覧のみの「在外会員」(4,000円)制度もあります。
http://latin-america.jp/join