講演会のご案内

会員各位

幡谷則子会員より、講演会のご案内がありましたので、ご紹介いたします。

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講演会のご案内

 上智大学外国語学部イスパニア語学科とヨーロッパ研究所は、ホセ・マルティネス・ミジャン教授(マドリード自治大学)を迎え、日本スペイン交流400周年記念シンポジウムを開催いたします。支倉使節団が訪れた当時のスペイン国王はフェリペ3世でしたが、王国最大の版図を獲得した父フェリペ2世期と、「黄金世紀」の文化的隆盛が絶頂に達した息子フェリペ4世期に挟まれ、長らく注目を集めることのなかったこのフェリペ3世の時代については、近年、歴史学その他の分野で急速に見直しが進んでいます。その新動向をリードするスペイン近世史研究の泰斗マルティネス・ミジャン教授による講演に加え、歴史、文学、美術の各分野にからの報告および討論を通して、フェリペ3世時代の歴史的意義と評価を考えます。新大陸に最大の植民地を擁していた時代のスペインを考察する本シンポジウムはラテンアメリカ研究の皆さまの関心にも応えられるものと考え、ここにご案内申し上げます。

 日本スペイン交流400周年記念シンポジウム
「 フェリペ3世のスペイン (La España de Felipe III)―その歴史的意義と評価を考えるー」
日時:2014年5月10日(土) 13:00~18:00
会場:上智大学中央図書館 L-821 (http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/map/map_yotsuya
使用言語:日本語、イスパニア語(逐次通訳付き)

第1部:講演 13:10~15:10
「フェリペ3世統治期におけるスペイン王国の転換 ―“普遍君主政”からカトリック王政へ」
“La evolución de la Monarquía hispana durante el reinado de Felipe III (1598-1621) : De la Monarchia
Universalis a la Monarquía católica” ホセ・マルティネス・ミジャン(マドリード自治大学教授)(Dr. José Martínez Millán (Universidad Autónoma de Madrid)

第2部:パネル 15:25~18:00
モデレーター 関 哲行(流通経済大学)
15:25~15:50 「フェリペ3世期の歴史学的見直し」坂本 宏(中央大学)
15:50~16:15 「フェリペ3世期のポルトガル―国家理性とキリスト教」荻野 恵(上智大学)
16:15~16:40 「フェリペ3世期の文学と権力―ルイス・デ・ゴンゴラの場合」吉田 彩子(清泉女子大学)
16:40~17:05 「フェリペ3世期の宮廷美術」 松原 典子(上智大学)
17:15~18:00 討論および総括   

主催:上智大学外国語学部イスパニア語学科・上智大学ヨーロッパ研究所
共催:駐日スペイン大使館
協力:上智大学イベロアメリカ研究所
問い合わせ先: 上智大学外国語学部イスパニア語学科 〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1 TEL:03-3238-3716 E-mail:dhispnc@hoffman.cc.sophia.ac.jp