公募のご案内

会員各位

鈴木紀会員より、公募のご案内がありましたので、ご紹介いたします。

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研究公募のお知らせ

科学研究費補助金新学術領域研究「古代アメリカの比較文明論」(平成26ー30年度、領域代表者:青山和夫)では、平成27年度公募研究を公募します。公募の手続きについては以下をご覧ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1339087.htm

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 科学研究費補助金新学術領域研究「古代アメリカの比較文明論」(平成26~30年度、領域代表者:青山和夫)では、従来の世界史研究で軽視されてきた中米メソアメリカと南米アンデスという、古代アメリカの二大文明について、考古学、歴史学、文化人類学等の異なる分野の人文科学と自然科学の多様な研究者が連携して新たな視点や手法による共同研究を推進する。つまり古代アメリカ各地の地域・時代ごとの特性や詳細な社会変動を通時的に比較研究して、古代アメリカの比較文明論の新たな展開を目指す我が国初の実証的な文理融合の通史研究である。
このため、以下の研究項目において、「計画研究」により重点的に研究を推進するとともに、これらに関連して、文明史、文化史、環境史を研究することによって、メソアメリカとアンデスの通時的な比較文明研究に資する2年間の研究を公募する。1年間の研究は公募の対象としない。また、研究分担者を置くことはできない。
公募研究の採択目安件数は、単年度当たりの応募額700 万円を上限とする研究を2件程度、応募額150 万円を上限とする研究を4件程度予定している。前者は、発掘調査や専門的な機材を必要とする研究、及び遺物・試料の専門的な分析などを対象とする。
公募研究では、特に中南米の考古学、公共考古学、環境考古学、動物考古学、考古科学、自然人類学、古環境学、古生態学、考古計測学、地質学、メソアメリカとアンデスの植民地時代に関する歴史学、アンデスとその周辺地域の現代の先住民族文化に関する文化人類学、社会学、政治学、経済学、地理学等を中心とする研究課題を歓迎する。
なお、研究内容の詳細については、領域ホームページ(http://dendro.naruto-u.ac.jp/csaac/)を参照すること。

(研究項目)
A01 古代アメリカ文明の高精度編年体系の確立と環境史復元
A02 メソアメリカ比較文明論
A03 アンデス比較文明論
A04 植民地時代から現代の中南米の先住民文化