季刊誌のご案内

会員各位

桜井敏浩会員より、季刊誌のご案内がありましたので、ご紹介いたします。

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『ラテンアメリカ時報』2014年秋号の特集は「安倍総理のラテンアメリカ歴訪」

(社)ラテンアメリカ協会 http://www.latin-america.jp/ の季刊『ラテンアメリカ時報』の2014年秋号が、10月25日に発行されます。

特集は、「安倍総理のラテンアメリカ歴訪」です。小泉総理の訪問以来絶えていた久方ぶりの訪問5か国それぞれに日本との関係と訪問の成果と現地の評価などを、関係公館のみならず現地で受け入れた民間企業人の目も織り交ぜて伝えています。また「ラテンアメリカ時事解説」では、世界の金融界を揺るが
しているアルゼンチンの債務問題についての現地から報告や、6月にブラジルで行われたBRICS首脳会議の意味、コロンビアの第二次サントス政権の発足、グアテマラにおける中国のプレゼンスを取り上げ、「33カ国リレー通信」はブラジルの北東部の農業について、また「ラテンアメリカ随想」はギアナ高地についてスペインとイギリスとの壮絶な奪い合いがあった知られざる歴史を明らかにするなど、盛り沢山の最新情報を載せています。

特集:安倍総理のラテンアメリカ歴訪
安倍総理の中南米訪問について
-対談 山田 彰中南米局長・佐々木幹夫協会会長
安倍総理のメキシコ訪問を終えて
-石松 康司(メキシコ日本商工会議所会頭)
日・カリコム関係
-手塚 義雅(在トリニダード・トバゴ大使)
安倍総理来訪と今後の日本 -コロンビア展望
-増田 昌弘(三菱東京UFJ銀行ボゴタ出張所長)
ラテンアメリカへの入り口、チリ
-榎本 歩実(在チリ大使館二等書記官)
安倍総理のブラジル訪問 -「人」を大切にした訪問ー
-木下 義貴(在ブラジル大使館一等書記官)
資料:安倍総理の中南米政策スピーチ全文  -外務省

駐日ラテンアメリカ大使インタビュー  <グアテマラ>
バイロン・レネ・エスコベド・メネンデス駐日グアテマラ大使
グアテマラと日本は古い文化を継承する兄弟国
-日・中米ビジネス・フォーラムでは具体的成果を
-伊藤 昌輝(ラテンアメリカ協会副会長)

ラテンアメリカ時事解説
アルゼンチンの債務問題 -現地からの報告
-フェリックス・アリアス(三菱東京UFJ銀行ブエノスアイレス支店チーフ・リスク・オフィサー(CRO))
第6回BRICS首脳会議 -ワールドカップ後の開催の意味を考える
-子安 昭子(上智大学外国語学部教授)
コロンビア大統領選挙と第二次サントス政権の課題
-吉永 潤(在コロンビア大使館一等書記官)
グアテマラにおける中国の経済的プレゼンスの拡大
-大木 雅志(在グアテマラ大使館専門調査員)

33カ国リレー通信 <第28回 ブラジル>
ノルデスチ(ブラジル北東部)農業についての三つのメモ
-サトウキビの低迷と灌漑農業の躍進
-岸和田 仁(前ニチレイブラジル農産(有)監査役)

ラテンアメリカ随想
探険が侵略に変わる時 -イギリスが300年狙ったギアナ高地
-山田 篤美(歴史研究者・美術史家)

連載 歴史の中の女たち <第34回>
レオナ・ビカリオ(1789~1842年)―メキシコの独立に全私財を捧げた闘士
-伊藤 滋子

ラテンアメリカ参考図書案内         桜井 敏浩
・『黄金郷を求めて -日本人コロンビア移住史』
イネス・サンミゲル
・『トランス・アトランティック物語 -旅するアステカ工芸品』
落合 一泰
・『マヤ・アンデス・琉球 -環境考古学で読み解く「敗者の文明」』
青山和夫・米延仁志・坂井正人・高宮広土
・『メソアメリカを知るための58章』井上幸孝編著
・『南米・ボリビアの青空に舞う -心をむすぶ保健医療協力の歩み』
『南米・ボリビアの青空に舞う』編集委員会
・『ブラジル人の処世術 -ジェイチーニョの秘密』
武田 千香
・『イッペーの花 -小説・ブラジル日本移民の「勝ち組」事件』
紺谷 充彦
・『音楽でたどるブラジル』
Willie Whopper
・『ラテンアメリカ 越境する美術』
岡田 裕成
・『メキシコ麻薬戦争 -アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの
叛乱』 ヨアン・グリロ
・『世界のともだち ペルー アマゾン生まれのウリーセス』
鈴木 智子
・『築城を語る パラグアイに実現した奇跡の日本の城』
前原 深・弘道

『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの目次は、以下をご覧下さい。
http://latin-america.jp/archives/category/quarterly

ご関心の方は、協会事務局にお早めにお申し込み下さい。
1,250円+送料.申し込み info@latin-america.jp

次号『ラテンアメリカ時報』2014/15年冬号(15年1月下旬発行予定)は、「特集:ラテンアメリカにおける女性のエンパワーメント」(仮題)です。
総論として女性のエンパワーメント、ソーシアル・インクルージョン(社会的包摂)を概観し、この課題へのIDB(米州開発銀行)の取り組み、各論ではブラジルやメキシコで行われている条件付き現金給付制度が女性のエンパワメントにもつながっていること、エルサルバドルの「シウダー・ムヘール」構想、ドミニカ共和国における女性の社会進出とその現状など、さらに具体的事例として現地メキシコの第一線やボリビアの高地にある鉱山に勤務する商社ウーマンの姿など、総合的に紹介します。

これらの『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの全内容とともに多くの有用なデータベースが、会員専用ページに収録されています。

会員になれば、『時報』の無料送付を受けられ、協会が催す講演会・ワークショップ・ラウンドテーブル等への優先・割引参加、わが国随一のラテンアメリカ・データベースである会員専用ページ閲覧も出来ます。

年会費(4~3月)は、個人-国内 8,000円、法人-同50,000円、賛助会員(駐日大使館等 10,000円。学生会員 5,000円)等、Webサイト閲覧のみの「在外会員」(4,000円)制度もあります。 http://latin-america.jp/join
なお、今入会されれば、今年度(2015年3月まで)の会費は半額になります。