シンポジウムのご案内
会員各位
関雄二会員より、シンポジウムのご案内がありましたので、ご紹介いたします。
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日本ラテンアメリカ学会会員各位
ショート・ノーティスではありますが、国立民族学博物館では、以下のようなイベントを開催いたします。ふるってご参加ください。
国際シンポジウム
Comparative Studies among the Foramtive Period Cultures in the Andes
(アンデスにおける形成期文化の比較研究)
【日時】2014年11月29日 10:00~18:30
【場所】国立民族学博物館 第6セミナー室
【定員】40名 (先着順)
【参加費】無料(自然文化園通行料は別)申込不要
【主催】国立民族学博物館・科学研究費基盤研究S「権力の生成と変容から見たアンデス文明史の再構築」 (研究代表者:関雄二)
【協力】古代アメリカ学会
【使用言語】英語(討論はスペイン語可) 通訳なし
【趣旨】ユネスコの世界遺産に登録されているチャビン・デ・ワンタル遺跡は、アンデス文明初期にあたる形成期の代表的な遺跡として、これまで文明起源論、図像研究など数多くのテーマを考古学者に提供してきました。しかしながら、従来の発掘調査は組織、体制の面で多くの問題を抱え、調査データの公表も不十分でした。今回招へいするスタンフォード大学のチームは、最新の測量技術を導入し、詳細な建築データを収集するとともに、遺跡ばかりでなく周辺地域を発掘調査し、出土品を分析することで、編年や空間の利用、儀礼の復元などに迫ろうとしています。シンポジウムでは、そのプロジェクトのなかでも動植物の利用に焦点をあてます。また同時代の遺跡を発掘している日本人研究者が持つデータとの比較を通して、チャビン・デ・ワンタル遺跡で起きた文化現象を相対化し、形成期社会の姿を捉え直していきたいと考えています。
【プログラム】
10:00 -10:20 “Introduction”
Yuji Seki (National Museum of Ethnology)
10:20 -11:20 “Dietary Change in the Late Formative Period”
Mai Takigami (Yamagata University), Minoru Yoneda (The University of Tokyo)
11:20 -12:20 “Burnt Palms and Cultivated Corn: Macrobotical and Phytolith Evidence from Chavín de Huántar”
Matthew Sayre (University of South Dakota)
12:20 -13:30 Lunch
13:30 -14:30 “Hunting to Herding: Understanding the Subsistence Change in the Formative Period”
Kazuhiro Uzawa (University of East Asia)
14:30 -15:30 “Meat on the Bone, Meat out of the Bone: Ch'arki and Bone Tools at Chavín de Huántar“
Silvana A. Rosenfeld (University of South Dakota)
15:30 -15:45 Break
15:45-16:15 “Bioarchaeology of Human Skeletal Remains from Pacopampa in the Northern Highland of Peru”
Tomohito Nagaoka (St. Marianna University School of Medicine)
15:45 -16:45 “The 2014 Field Season in Chavín de Huántar: Implications for Chavín-Period Ritual Architecture and Activity”
John Rick (Stanford University), Rosa Grimalda Mendoza Fernandez de Rick (Stanford University)
16:45-18:30 Discussion
Discussants Eisei Tsurumi (The University of Tokyo),
Yuichi Matsumoto (Yamagata University)
【問い合わせ先】国立民族学博物館 関研究室 06-6878-8252 sekiken@idc.minpaku.ac.jp
URL: http://www.minpaku.ac.jp/research/activity/news/rm/20141129