セミナーのご案内

会員各位

真鍋周三会員より、セミナーのご案内がありましたので、ご紹介いたします。

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石見銀山遺跡特別講座「もっと知りたい!世界遺産・石見銀山」(全4回)

2007年に鉱山遺跡としてはアジアで初めて世界遺産登録された石見銀山。その魅力と価値にさまざまな角度から迫る連続講座です。

主催:島根県教育委員会、大阪よみうり文化センター 
場所:ギャラリーよみうり(大阪市北区野崎町5-9読売大阪ビル地下1階)
時間:各回13:30~15:00(第1回のみ15:30まで)
参加費無料/要予約
問い合わせ先:大阪よみうり文化センター事業講座部「石見銀山セミナー」係
電話06-6361-3325
FAX06-6361-3327
メール honbu@oybc.co.jp

第1回 7月26日(日)
「世界を動かした二つの銀帝国」
講師 真鍋周三(兵庫県立大学名誉教授)
仲野義文(石見銀山資料館館長)
十六世紀に世界経済における最初のグローバル化をもたらしたのはスペイン領アメリカと日本で産出された銀でした。奇しくも時を同じくして開発され、ともに世界遺産となった石見銀山とポトシ銀山を比較し、世界遺産の魅力と価値に迫ります。

第2回 8月30日(日)
「石見銀山と山城-築城と合戦の実像-」
講師 高屋茂男(島根県立八雲立つ風土記の丘所長補佐)
世界遺産・石見銀山遺跡には、銀山を防御するために作られた山城の遺構も含まれています。それらの山城の特徴のほか、戦国大名による争奪戦を体感できる現地の歩き方を解説します。

第3回 9月27日(日)
「職を探す武士たち-代官所役人の人生-」
講師 岩城卓二(京都大学人文科学研究所准教授)
大森の代官所に赴任した役人の多くは、継続的な雇用が約束されていたわけではなく、いわば「非正規雇用」の武士であった。後に出世し、安定的雇用を手にした者もいれば、健康を損ね生活苦に陥る者もいた。ほとんど知られていない最末端の武士と、家族の人生についてわかりやすく解説します。

第4回 10月18日(日)
「幕長戦争と石見銀山」
講師 矢野健太郎(島根県文化財課世界遺産室主任研究員)
1866年6月に始まった幕長戦争において、幕府軍に勝利した長州軍は石見銀山を制圧した。これまであまり語られてこなかった、幕末から明治に至る歴史の転換点における石見銀山について熱く語ります。