季刊誌のご案内
会員各位
桜井敏浩会員より、季刊誌のご案内がありましたので、ご紹介いたします。
* * *
1月25日発行のラテンアメリカ協会季刊会報『ラテンアメリカ時報』2015/16年冬号は、まず米国のラテンアメリカ専門シンクタンクであるインターアメリカンと共催によりワシントンで行った国際ラウンドテーブルおよび講演会の報告を載せています。
特集は、「ラテンアメリカのフリーゾーンと日本企業」です。全体概観と 5カ国のフリーゾーンとラテンアメリカへの拠点として日本企業も支店や事務所、流通拠点などを置くマイアミについて、日本企業の関わりとともに専門家・実務家が総合的に解説しています。
「駐日大使インタビュー」は日頃情報発信が少ないホンジュラスで、女性大使がもっとこの国をよく知ってほしいと紹介しています。「時事解説」は、久しぶりの政権交替で新政権が発足したアルゼンチン、国際 ODA 調整機関に参画したホンジュラス、移民問題の現状と今後についてパナマからの専門家による報告です。
「33カ国リレー通信」は、アンデス山中の町でフィールドワークをしてきた文化人類学者による、リマ首都圏に移住した農村出身者と故郷との絆と儀礼を通じた絡みを、「ラテンアメリカ随想」はコロンビアのボゴタでの自転車使用の転換を紹介しています。
連載「歴史の中の女たち」は、19世紀末にエクアドル政界で活躍したファーストレディがいたことを掘り起こし、「ラテンアメリカ図書案内」も実に様々なジャンルの興味深い新近刊書12点を紹介し
ています。
『ラテンアメリカ時報』2015/16年冬号 1月25日発行
特別報告:米首都ワシントンにて協会初の国際イベント実施
Japan-Latin America Relations: Then & Nowを演題に政・官・学・ビジネス界が一堂に会し活発に意見交換
-堀坂 浩太郎(ラテンアメリカ協会常務理事、上智大学名誉教授)
特集:ラテンアメリカのフリーゾーンと日本企業
ラテンアメリカのフリーゾーン(概観)
ー内多 允(国際貿易投資研究所客員研究員)
ブラジル マナウス自由港と日本企業
-山岸 照明(YAMAGISHI CONSULTORIA LTDA.社長、元アマゾナス日系商工会議所会頭)
ウルグアイのフリーゾーン
-森田 広一郎(在ウルグアイ日本大使館二等書記官)
チリ 設立40周年を迎えるイキケ・フリーゾーン
-桑山 幹夫(協会常務理事、法政大学兼任講師)・合田 浩之(日本郵船渉外グループ調査役)
コスタリカのフリーゾーン制度
-西澤 裕介(JETRO海外調査部米州課課長代理)
パナマ コロン・フリーゾーン
-日笠 徹(日本・パナマ友好協会副会長)
マイアミ-ラテンアメリカへのビジネス拠点として
-カルデナス イバン(プロマー・コンサルティング コンサルタント、元在マイアミ総領事館専門調査員)
駐日ラテンアメリカ大使インタビュー <第18回 ホンジュラス>
マルレーネ・ビジェラ・デ・タルボット駐日ホンジュラス大使
ホンジュラスに投資を、そして輸入を ―この国をもっと知ってほしい―
-インタビュアー 伊藤 昌輝(ラテンアメリカ協会副会長)
ラテンアメリカ時事解説
アルゼンチン 大統領選挙結果 -ラテンアメリカにおける意義と新政権の課題-
-進藤 雄一朗(在アルゼンチン日本大使館一等書記官)
ホンジュラス教育セクター会合議長・副議長の1年半
-中原 篤史(前 JICA ホンジュラス技術協力専門家)
パナマにおける移民の現状と今後に関する考察
-松嶋 慧(在パナマ日本大使館専門調査員)
33カ国リレー通信 <第33回 >
都市が生み出す力 ―リマに暮らす農村出身者たち
-八木 百合子(国立民族学博物館研究戦略センター機関研究員)
ラテンアメリカ随想
ボゴタは自転車に乗って
-小里 仁(元朝日新聞中南米特派員)
連載 歴史の中の女たち <第39回>
マリエッタ・デ・ベインテミリャ(1855-1907年)-エクアドルのファースト・レディ-
-伊藤 滋子(ラテンアメリカ史研究者)
ラテンアメリカ参考図書案内 -桜井 敏浩
『ラテンアメリカの中小企業』清水達也・二宮康史・星野妙子
アジア経済研究所
『ラテンアメリカ 21世紀の社会と女性』国本伊代編 新評論
『ブラジル日系人経営者・50人の素顔』菅野英明・サンパウロ新聞社
サンパウロ新聞社
『"HOJOKI"スペイン語で奏でる方丈記』鴨長明・伊藤昌輝訳 大盛堂書房
『ボッサ・ノーヴァな建築考-住宅から都市デザインへ』 南條洋雄
コム・ブレイン
『ASEAN/アフリカ/中南米「最新」海外進出ビジュアルデータブック』
中島教雄・片岡万枝 ディスカヴァー
『マヤ文明を知る事典』 青山和夫 東京堂出版
『いざという時の救急医療基本用語集』 町井紀之・古口徳雄
五曜書房発行・星雲社発行
『高齢期の所得保障-ブラジル・チリの法制度と日本』
島村暁代 東京大学出版会
『日系移民社会における言語接触のダイナミズム-ブラジル・ボリビアの子供移民と沖縄系移民』 工藤真由美・森幸一 大阪大学出版会
『コルテス報告書簡』エルナン・コルテス 伊藤昌輝訳 法政大学出版局
『楽器は語る スティールパンから津軽三味線まで』
冨田晃 千里文化財団
『ラテンアメリカ時報』 次号2016年春号(2016年4月25日発行予定)は、「特集:変貌著しいメキシコのいま」です。
『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの目次は、以下をご覧下さい。
http://latin-america.jp/archives/category/quarterly
ご関心の方は、協会事務局にお早めにお申し込み下さい。
1,250円+送料.申し込み info@latin-america.jp
これらの『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの全内容とともに多くの有用なデータベースが、会員専用ページに収録されています。
会員になれば、『時報』の無料送付を受けられ、協会が催す講演会・ワークショップ・ラウンドテーブル等への優先・割引参加、わが国随一のラテンアメリカ・データベースである会員専用ページ閲覧も出来ます。
年会費(4~3月)は、個人-国内 8,000円、法人-同50,000円以上、賛助会員(駐日公館等 10,000円。学生会員 5,000円)や Webサイト閲覧のみの「在外会員」(4,000円)制度もあります。
http://latin-america.jp/join
いまご入会になれば、2016年 3月末までの初年度年会費は半額になります。