中部日本研究部会のご案内


会員各位

以下の要領で中部日本研究部会を開催いたしますので、ふるってご参加ください。

日時:12月17 日(土曜日)13:30~17:00
場所:中部大学名古屋キャンパス ( 名古屋市中区千代田 5-14-22 JR・地下鉄鶴舞駅 徒歩2分 )

報告
(1)野内遊(名古屋大非常勤)「ロスセタスの組織構造の特徴~伝統的麻薬カルテルとの比較」
討論者 二村久則(名古屋大名誉教授)
<報告概要>
メキシコの犯罪組織であるロスセタスは、伝統的麻薬カルテルとは異なる組織構造を持っている。もともとはメキシコ北東部を拠点とするゴルフォ・カルテルのボスであったOsiel Cárdenas Gillénの私設軍隊として組織されたが、その後、単なる私設軍隊から犯罪組織へと変化していった。本発表では、ロスセタスの組織構造を伝統的麻薬カルテルのそれと比較し、その特徴を浮かび上がらせる。そして、考察を通じてロスセタスの危険性及び組織に内在する緊張関係を明らかにする。

(2)寺澤宏美(名古屋大非常勤)「宗教行事「奇跡の主」~10年間の参与観察から見えてくるもの~」
討論者 谷口智子(愛知県立大)
<報告概要>
「奇跡の主」の行列(la procesión del Sr. de los Milagros)は、ペルー人が集住する日本国内の各地域で毎年10月に行なわれている。本発表では愛知県名古屋市・緑ヶ丘教会の行列について、試行錯誤の時期から教会の年中行事として定着するまでの過程を、2007年から2016年までの参与観察に基づいて報告する。

話題提供
二村久則(名古屋大名誉教授)「最近のコロンビアの動き」

  問い合わせ先
中部日本研究部会担当理事
田中高(中部大学) takasi.chubu@gmail.com
谷口智子(愛知県立大学) tanny@for.aichi-pu.ac.jp