『ラテンアメリカ時報』冬号のお知らせ(ラテンアメリカ協会)


桜井会員より『ラテンアメリカ時報』冬号に関する情報が寄せられましたのでご紹介いたします。

****************************************
1月25日発行のラテンアメリカ協会季刊会報『ラテンアメリカ時報』
2017/18年冬号の特集は、「ラテンアメリカ 政治の季節」です。
米国のトランプ政権発足にともない、不透明な米国の対ラテンアメリカ外交、大統領/国会議員選挙で大きく揺れ動くメキシコ、ブラジル、チリ、アルゼンチン、国内政治の動向が気になるコロンビア、ベネズエラ、キューバの今年の行方を、それぞれの分野の専門家に解析頂きました。


『ラテンアメリカ時報』 2017/18年冬号(No.1421)

特集 ラテンアメリカ 政治の季節
 トランプ政権とラテンアメリカ
  -マイケル・シフター(米 Inter-American Dialogue 会長)
 2018年メキシコ大統領選挙のゆくえ―多党時代の混迷する選挙戦
  -国本 伊代(中央大学名誉教授)
 10月大統領選に向け混乱山場のブラジル政治
  -堀坂 浩太郎(上智大学名誉教授、協会常務理事・ラテンアメリカ・カリブ研究所長)
 「バチェレの12年」と大統領選挙・国会議員選挙の結果から読み解く今後
  -佐々木 修(元智利三菱商事社長、協会専務理事)
 2017年中間選挙とアルゼンチン政治におけるその意味
  -菊池 啓一(JETRO アジア経済研究所 地域研究センター ラテンアメリカ研究グループ副主任研究員)
 コロンビア革命軍(FARC)との和平プロセスと2018年大統領選挙の展望
  -千代 勇一(帝京大学外国語学部専任講師)
 南米の石油大国、正念場 -難局に直面するベネズエラ
   -辻 修平(時事通信 前サンパウロ支局長、社会部記者)
 ポスト・カストロ時代のキューバ -「公正な社会」は実現できるか
  -後藤 政子(神奈川大学名誉教授)

米インターアメリカン・ダイアログと第3回共催イベントをメキシコ市で開催
  「日本メキシコ関係 ―変化する政治環境での共通基盤を求めて」
  -棟方 直比古(協会常務理事・事務局長)

駐日ラテンアメリカ大使インタビュー <第26回 チリ共和国>
 グスタボ・アジャレス駐日チリ大使
  TPP 11の推進を希望 ―日本は対チリ投資分野の多角化を―
  -伊藤 昌輝(元駐ベネズエラ大使、協会副会長)

ラテンアメリカ時事解説
 日本・エクアドル外交関係樹立100周年に寄せて ―日本に何ができるか-
  -小瀧 徹(日・エクアドル外交関係樹立100周年日本実行委員長、前駐エクアドル大使)
ブラジル日本移民110周年と日系社会の今、これから
  -菊池 義治(ブラジル日本移民110周年記念祭典委員会実行委員長)
エルサルバドル共和国における一村一品運動の取組み -地域ブランド創造を通じた地域経済活性化
  -内河 友規(JICA技術協力専門家、エルサルバドル一村一品運動アドバイザー)

33カ国リレー通信 <第41回 ペルー>
 未来構築
  -江口 雅之(JICA ペルー事務所長)

ラテンアメリカ随想
 新しい風が吹くアルゼンチン
  -福嶌 教輝(在アルゼンチン大使)

ラテンアメリカ都市物語 <第7回>
 レゲエと共に生きる街 キングストン
  -阿曽沼 和彦(在ジャマイカ 音楽プロデューサー)

ラテンアメリカ参考図書案内  -桜井 敏浩
  ・スペイン語で親しむ 石川啄木 一握の砂 UN PUNADO DE ARENA Ishikawa Takuboku
   -伊藤昌輝訳 大盛堂書房
  ・抵抗と創造の森アマゾン -持続的な開発と民衆の運動
   -小池洋一・田村梨花編著 現代企画室
  ・米州の貿易・開発と地域統合 -新自由主義とポスト新自由
   主義を巡る相克
   -所 康弘 法律文化社
  ・リナ・ボ・バルディ -ブラジルでもっとも愛されている建築家
   -和多利恵津子監修 TOTO出版
  ・地図で見るラテンアメリカハンドブック
   -オリヴィエ・ダベーヌ、フレデリック・ルオー 原書房
  ・スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち
   -山根一眞 日経BPコンサルティング
  ・ラテンアメリカ五〇〇年 -歴史のトルソー
   -清水 透 岩波現代文庫
  ・多文化共生地域福祉への展望 -多文化共生コミュニティと日系ブラジル人
   -朝倉美江 高菅出版
  ・世界からバナナがなくなるまえに -食糧危機に立ち向かう科学者たち
   -ロブ・ダン 青土社
  ・60歳からの外国語修行 -メキシコに学ぶ
   -青山 南 岩波新書
  ・ポーラースター ゲバラ漂流
   -海堂 尊 文藝春秋
  ・ヒストリア
   -池永永一 角川書店

『ラテンアメリカ時報』 次号2018年春号(2018年4月25日発行予定)は、「特集:ラテンアメリカに向けての文化外交と交流」(仮題)です。日本文化がラテンアメリカでどのように伝わり、人々に受け容れられているか?という視点から、外交の第一線で日本文化広報に努めている外務省の業務、ブラジルのジャパンハウス館長の工夫、メキシコで非日系人をも巻き込んでイベントを展開する日墨協会、ブラジルでますます盛んに行われている日本祭り、伝統的なペルー料理に影響を及ぼした和食職人、世界で日本・日本語への関心を高めるアニメ、コミック、コスプレ等のオタク文化を通じた交流を進めている方々に伺います。

『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの目次は、以下をご覧下さい。
 http://latin-america.jp/archives/category/quarterly

ご関心の方は、協会事務局にお早めにお申し込み下さい。
 1,250円+送料.申し込み info@latin-america.jp

これらの『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの全内容とともに多くの有用なデータベースが、会員専用ページに収録されています。

会員になれば、『時報』の無料送付を受けられ、協会が催す講演会・ワークショップ・ラウンドテーブル等への優先・割引参加、わが国随一のラテンアメリカ・データベースである会員専用ページ閲覧も出来ます。

年会費(4~3月)は、個人-国内 8,000円、法人-同50,000円以上、賛助会員(駐日公館等 10,000円。学生会員 5,000円)や Webサイト閲覧のみの「在外会員」(4,000円)制度もあります。
 http://latin-america.jp/join
下半期ご入会の場合は、全会員とも今年度会費は半額になります。