連続公開講座のお知らせ(イベロアメリカ研究所)


イベロアメリカ研究所より下記の公募に関する情報が寄せられましたのでご紹介いたします。

****************************************

イベロアメリカ研究所連続公開講座/ラテンアメリカ・レクチャーシリーズ
第6回「米国メキシコ国境を越えた協力と連携の現状」

米国のトランプ政権による国境壁建設の話題は、日本を含めて世界中からの注目を集めています。しかし、米国メキシコ国境地域は分断だけで語ることはできません。そこには国境線が引かれる前から続いてきた地域の人々の生活圏が存在すると共に、様々な団体による協力や連携の試みが見られます。本レクチャーシリーズでは、米国メキシコ国境地域の「つながり」について、予備知識を持たない方々にも分かりやすく紹介します。

① 6月21日(木)
「米国メキシコ国境地域の歴史や文化」水谷裕佳
(上智大学グローバル教育センター准教授・イベロアメリカ研究所所員)
米国メキシコ国境地域の歴史や文化の背景について解説します。また、国境を越えた文化や歴史を保護するためにどのような活動が行われているか紹介します。

② 6月28日(木)
「米国内で展開されるラテンアメリカ系移民/難民の支援活動」水谷裕佳
(上智大学グローバル教育センター准教授・イベロアメリカ研究所所員)
国境を越えて米国に入国するラテンアメリカからの人々の中には、政治的、経済的な理由で祖国に戻れない人々もいます。そのような人々に対して米国内で市民や非営利団体がどのような活動を展開しているのか、いくつかの取り組みを紹介します。その中で、第3回のレクチャーで取り上げるキノ国境イニシアティブについても概要を説明します。

③ 7月5日(木)
「キノ国境イニシアティブによる人道支援の現状」
ジョアンナ・ウィリアムス(キノ国境イニシアティブ広報担当官)
キノ国境イニシアティブ(Iniciativa Kino para la Frontera/Kino Border Initiative)は、米国とメキシコ両国内の6つのカトリック系団体が2009年に合併して生まれた非営利団体です。同団体による人道支援の現状や、支援を通じて見えてくる米国メキシコ国境地域のあり方について、ゲスト講師が講演します。 [スペイン語による講演、日本語での解説有]

場所:上智大学中央図書館9階921会議室(定員150名)
時間;17:00~19:00
参加費無料/予約不要(先着順)
問い合わせ先:上智大学イベロアメリカ研究所 tel. 03-3238-3530/mail: ibero@sophia.ac.jp