『ラテンアメリカ時報』夏号(ラテンアメリカ協会)
桜井敏浩会員より『ラテンアメリカ時報』夏号に関する情報が寄せられましたのでご紹介いたします。
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7月25日発行のラテンアメリカ協会季刊会報『ラテンアメリカ時報』
夏号の特集は、「特集 アルゼンチンは再生できるか」です。
政治の混迷と経済の停滞が長かったアルゼンチンに、12年半続いた
左派政権からの「変革」を訴えたマクリ政権が誕生しました。次々
に打ち出す諸施策によって大きな変貌をとげつつあるが、一方で
積年の懸案の解決はまだまだ試行錯誤を続けています。
正念場を迎えているマクリ政権の経済改革政策と外交と投資環境の
変化、最近のペソ安とIMF支援要請、年金改革、そして資源開発の
展望、日系社会に育つ若手ビジネス人材など、アルゼンチンの今を
様々な切り口から解説しています。
また、今号ではラテンアメリカで OECD加盟を果たした国々、目指し
ている国々の狙い、加盟前・加盟後の高いハードル、OECD側の位置
付けと狙い、LACプログラムの概要と課題について、興味深い特別
寄稿を載せています。
『ラテンアメリカ時報』 2018年夏号(No.1423)
特集 アルゼンチンは再生できるか
危機に立たされるマクリ政権の経済改革路線 -ペソ急落と利上げ
の背景と今後の見通し
-桑山 幹夫(ラテンアメリカ協会常務理事、神戸大学経済・
経営研究所リサーチフェロー)
アルゼンチンの国際金融市場復帰・ペソ暴落とIMF支援要請
-野本 和樹(三菱東京UFJ銀行ブエノスアイレス支店企画課
支店長代理)
アルゼンチンの投資環境の変化の背景にあること -政権交替
前後の事情-
-紀井 寿雄(日本貿易振興機構(JETRO)ブエノスアイレス
事務所長)
目覚めるか? アルゼンチンの豊かな地下資源 -金属鉱物・
リチウム、シェールガス-
-白鳥 智裕(石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)
金属企画部調査課課長代理。
舩木 弥和子(JOGMEC調査部調査課主任研究員)
政治・経済改革は進むか? -年金改革議論を通じて
-アルベルト 松本(IDEA NETWORK代表)
アルゼンチンの日系社会に育つ若手ビジネス人材
-日系社会との新たなパートナー関係の構築に向けて-
-武田 浩幸(国際協力機構(JICA)ブラジル事務所、元JICA
アルゼンチン事務所長・同事務所企画調査員)
マクリ政権の地域経済外交の進展 ―メルコスールと太平洋同盟
を軸にして―
-ラテンアメリカ協会ラテンアメリカ・カリブ研究所
駐日ラテンアメリカ大使インタビュー <第28回 エクアドル>
ハイメ・バルベリス駐日エクアドル大使
「ドル化」により安定したエクアドル経済 ―優先政策は外資導入―
-伊藤 昌輝(ラテンアメリカ協会監事、前副会長)
特別寄稿
OECDの改革道標で目指す「坂の上の雲」 ―ラテンアメリカから
の新規加盟と地域プログラムの意義―
-安部 憲明(経済協力開発機構(OECD)日本政府代表部参事官)
ラテンアメリカ時事解説
第8回米州サミットから見るラテンアメリカの現状と今後
-大竹 伸平(外務省中南米局中米カリブ課課長補佐)
TPPの次は? ―ラテンアメリカとアジア太平洋の新たなステージ―
-幸地 茂(青山学院大学教授)
パラグアイ大統領選挙について
-石田 直裕(在パラグアイ日本国大使)
コスタリカ大統領選挙 -独立200周年を目指し国民の団結を
呼びかける若き大統領の就任
-木村 泰次郎(在コスタリカ日本国大使館参事官)
33カ国リレー通信 <第43回 アルゼンチン>
アルゼンチンでKAIZENの今 -アルゼンチン企業が関心を寄せる
日本式経営
-相川 知子(在ブエノスアイレス。通訳・教師・異文化コ
ミュニケーター、食品ロジスティクスペシャ
リスト)
ラテンアメリカ随想
ポスト・カストロ時代のキューバと日本・キューバ関係
ー渡邉 優(在キューバ日本国大使)
ラテンアメリカ都市物語 <第9回>
新テクノロジーで変貌しつつある新大陸最古の植民都市 サント
ドミンゴ
ー鈴木 渉(日本・ドミニカ共和国友好親善協会代表理事、
GR Japan(株)公共政策マネージャー)
ラテンアメリカ参考図書案内 桜井 敏浩
・アルゼンチンカトリック教会の変容 -国家宗教から公共宗教へ
渡部 奈々 成文堂
・ラテンアメリカの年金政治 -制度変容の多国間比較研究
馬場 香織 晃洋書房
・「ポピュリズム」の政治学 -深まる政治社会の亀裂と権威主義化
村上 勇介 国際書院
・ラテンアメリカをテーマに起業するというリアル -独自の道を
生きる22の声
金安 顕一 中南米マガジン
・ペルーの民衆教育 -「社会を変える」教育の変容と学校での
受容
-工藤 瞳 東信堂
・大航海時代の日本人奴隷 -アジア・新大陸・ヨーロッパ
-ルシオ・デ・ソウザ
・CHOCOLATE -チョコレートの歴史、カカオ豆の種類、味わい方
とそのレシピ
-ドム・ラムジー 東京書籍
・バナナのグローバル・ヒストリー -いかにしてユナイテッド
フルーツは世界を席巻したか
-ピーター・チャップマン ミネルヴァ書房
・ブラジル映画史講義
-今福 龍太、金子 遊編集 現代企画室
・マヤ探検記 -人類史を書きかえた偉大なる冒険 上・下
-ウィリアム・カールセン 青土社
・アンデス古代の探究 -日本人研究者が行く最前線
-大貫 良夫、稀有の会 中央公論新社
次号2018年秋号(10月25日発行予定)は「「特集 深刻化するラテ
ンアメリカの難民問題の今(仮題)」です。米国にトランプ大統領
が出現したことで、メキシコとの国境の壁建設の可否が注目を集め
ていますが、米国への不法入国者は実はメキシコ人よりは中米・
カリブからが多く、その多くは徒歩で越えているのでないといわれ
ています。
米国での対策、通過点の国々で起きていること、米国に入れた人たち
の互助の仕組みと本国家族送金の意味するもの、根底にある貧困と
治安問題、新たに急増しているベネズエラから脱出する人々など、
難民問題の今を様々な切り口から解説します。
『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの目次は、
以下をご覧下さい。
http://latin-america.jp/archives/category/quarterly
ご関心の方は、協会事務局にお早めにお申し込み下さい。
1,250円+送料.申し込み kihou@latin-america.jp
これらの『ラテンアメリカ時報』のバックナンバーの全内容
とともに多くの有用なデータベースが、会員専用ページに
収録されています。
会員になれば、『時報』の無料送付を受けられ、協会が催す
講演会・ワークショップ・ラウンドテーブル等への優先・
割引参加、わが国随一のラテンアメリカ・データベースで
ある会員専用ページ閲覧も出来ます。
年会費(4~3月)は、個人-国内 8,000円、法人-同70,000円以上、
賛助会員(駐日公館等 10,000円。学生会員 5,000円)や Webサイ
ト閲覧のみの「在外会員」(4,000円)制度もあります。
http://latin-america.jp/join
・ラテンアメリカ・カリブ研究所員募集のお知らせ
協会はバーチャルの形で「ラテンアメリカ・カリブ研究所」を立ち
上げ、将来的にはラテンアメリカ地域に関するシンクタンクとすべ
く活動を続けています。
その概要および出版資料、研究員募集については、協会ホームページ
「研究所」をご覧ください。
https://latin-america.jp/research_fellow
研究員の対象は、①任期終了にともない帰国した在外公館等の機関
の専門調査員/企画調査員に相当する者で所属籍を有しない方、
②ラテンアメリカ研究を専門とする博士後期過程修了者で、引き
続きラテンアメリカ関係の調査・研究を希望する方;です。
・『ラテンアメリカ時報』寄稿募集のお知らせ
最新の各国・地域の政経・社会情勢の解説である「ラテンアメリ
カ時事解説」、現地在住もしくは至近の帰国者による現地報告
「33カ国リレー通信」、その都市の歴史、現在の姿を生活ぶりや
その土地独特の気質、スタイル、行事や縁のある人物の関わり
等々を執筆者の視点・切り口で語る「ラテンアメリカ 都市物語」
について、会員からのご寄稿をお待ちしています。
応募: 事前にテーマと仮題をお申し越し頂いた段階で審議し、
ご相談の上「執筆要領」をお送りします。
字数: 3,000字~最大4,000字 +外数として写真・図表 計4点まで。
締切: 会報編集企画委員会に諮るので、『ラテンアメリカ時報』
発行(4,7,10,1月)の3か月以上前までにお申し越し
下さい。
送付先:メールにてご氏名、ご所属・タイトル等の寄稿者情報
を付して『ラテンアメリカ時報』編集部
kihou@latin-america.jpへ。