シンポジウム『アルゼンチン 正義を求める闘いとその記録:性暴力を人道に対する犯罪として裁く!』(上智大学)


幡谷会員より下記のシンポジウムの情報が寄せられましたのでご紹介いたします。

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軍事政権下(1976-1983)での性暴力を人道に対する犯罪として訴追する裁判が、アルゼンチン国内の裁判所で始まっています。この背景には、軍事政権下の犯罪追及を終わらせるべく制定された法律を違法とする裁判所、議会の取り組みがあると同時に、国際社会の人権規範の進展が後押しとなりました。何よりも、自分の子どもや孫を奪われた女性たちが5月広場で繰り広げた粘り強い闘いと、これを支えた市民、人権団体があります。

このたび、運動を率いてきた「5月広場の母」、市民による人権アーカイブズ「メモリア・アビエルタ」の代表や、拘禁中の性暴力被害を証言し、裁判を闘った女性ゲスト3人の来日が実現しました。みなさんのご参加をお待ちしています。

[日時] 2018年10月13日(土)13:00~17:00 (開場:12:30)
[場所] 上智大学 四谷キャンパス 2号館401教室
[使用言語]スペイン語(同時通訳あり)
[定員] 250名
[参加費] 資料代 1000円を申し受けます。
[共催] 上智大学グローバル・コンサーン研究所/アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)/上智大学イベロアメリカ研究所/上智大学カトリックセンター
[お申し込み] 右記フォームよりお申込みください。https://bit.ly/2LJeC6I
[お問合わせ] 上智大学グローバル・コンサーン研究所(i-glocon@sophia.ac.jp)

<登壇者プロフィール>
◆ノラ・コルティーニャス(Nora Cortiñas):
「5月広場の母たち」共同創設者。社会心理学者として大学や市民団体などで教鞭をとる。

◆グラシエラ・ガルシア・ロメロ(Graciela García Romero):
海軍による拷問、奴隷労働、性暴力の被害者であり、裁判の原告。

◆ベロニカ・トラス(Verónica Torras):
「メモリア・アビエルタ」代表。

*「メモリア・アビエルタ」(Memoria Abierta:アルゼンチンの人権団体の連合体で、記憶の保存、伝達、促進に関する市民アーカイブズとして国・地域レベルで活動。

◆石田智恵:早稲田大学 法学学術院 専任講師。
アルゼンチンの人権問題に現れる「少数者の抑圧とその抵抗」のあり様を調査研究。