2018年11月10日東日本研究部会の案内


会員各位

日本ラテンアメリカ学会東日本研究部会では、地区会員の研究発表と会員間の意見交換の場として、年度ごとに2回の研究会を開催しています。2018年度第1回の研究会を以下の要領にて開催しますので、ふるってご参加ください。

[1]日時:2018年11月10日(土) 14時30分~16時45分(開場14時)

[2]場所:青山学院大学青山キャンパス 8号館4階 国際研究センター会議室
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
JR山手線、JR埼京線、東急線、京王井の頭線、東京メトロ副都心線 他「渋谷駅」より徒歩10分。東京メトロ(銀座線・千代田線・半蔵門線)「表参道駅」より徒歩5分

青山キャンパスまでの道順:
https://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/access.html

青山キャンパス内の建物配置図:
https://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/aoyama.html

[3]当日の内容
テーマ:先住民共同体とアシエンダ:既存のイメージから考える
趣旨:これまで、先住民共同体とアシエンダは対立構造で捉えられることが多く、それらのイメージや特徴は固定的であり、また先入観による誤ったイメージで語られることもある。例えば、ペルーにおける先住民共同体(Comunidad Campesina)のイメージは、伝統的で閉鎖的である、共有地で自給自足的に生活を送っている、伝統文化を保存している、アセンダードによって搾取された歴史がある等が挙げられるだろう。他方、アシエンダのそれは、先住民を搾取してきた、先住民や小作人を隷属させていた、社会の上層階級にい続けている等の特徴が挙げられる。これらの特徴やイメージのままの実態で存在した/するところもあるかもしれないが、すべての先住民共同体やアシエンダを同一のイメージで捉えることはできないだろう。その多様性については、先住民共同体においてもアシエンダにおいても言及されてはいるが、多様であることを共有できるような、内実に関する具体的な報告事例は少ない。ゆえに、固定されたイメージを払拭することができずにいるように思える。報告では、先住民共同体とアシエンダそれぞれの詳細な事例を提示することで、固定された既存のイメージからの脱却を目指す一歩としたい。

[4]当日の内容およびスケジュール
14:00
開場
14:30-14:40
開会の言葉および趣旨説明
14:40-15:10
発表(1)鳥塚あゆち(青山学院大学)「牧民共同体の事例からみる「先住民共同体」:この事例は「例外」なのか」
15:15-15:45
発表(2)大貫良史(法政大学・非常勤)「アシエンダは悪か、歴史の虚像か:アシエンダの「実像」を再考する」
15:50-16:10
コメント 鈴木茂(東京外国語大学)
16:10-16:40
総合ディスカッション
16:40-16:45
閉会の言葉

[5]問い合わせ先(おおよその参加人数を事前に把握するために、参加希望者は以下のメールアドレスまで連絡くださると幸いです。)
東日本部会研究会担当
理事:武田和久(ktakeda[アットマーク]meiji.ac.jp)
 [アットマーク]を半角@に変えて送信ください。