会員新刊情報

井垣昌訳『武士』

原題:Samurai. Juan Ignacio Canepa (coord.), Gustavo Gorriz (dir.), Sebastian
Dufour (ilus.). Buenos Aires: TAEDA (http://www.taeda.com.ar/), 2008.
216p. 20x35cm. ISBN 978-987-23127-7-0
Sociología de la Cultura.  DDC: 306.

この度、アルゼンチンのTAEDA出版が、日本文化の紹介書を、スペイン語・ポルトガル語・日本語の3言語併記で刊行しました。語学、ラテンアメリカ文学、比較文化、異文化コミュニケーションなどの分野における教材、副読本としてご活用頂ければ幸いです。

本書の概要

ラテンアメリカ文学の巨匠が生んだ数々の名作の中から、武士道の精神に通ずる文を抄録した、スペイン語・ポルトガル語・日本語の3言語併記による日本文化紹介書である。アルゼンチンの出版社が独自に文学研究を行い、同国で活躍中のイラストレーターを起用、平易な文体とふんだんな挿し絵によって、ラテンアメリカにおける一般読者が日本の伝統文化をより深く理解できるよう試みている。

序章

1. 武士階級の成り立ち
2. 年表
第1章 武士の生活
1. 封建社会
2. 家族
3. 教育
第2章 武士
1. 名誉
2. 主君への忠義と言葉への重責
3. 仁
第3章 武士の儀式
1. 武具
2. 礼法
3. 芸術
第4章 武士の死生観
用語解説
参考文献