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『次世代食料供給の担い手―ラテンアメリカの農業経営体』

清水達也編著『次世代食料供給の担い手―ラテンアメリカの農業経営体』 アジア経済研究所 2021年3月 184ページ オープンアクセス


https://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Books/Jpn_Books/eBook/202103_02.html

21世紀に入って新興国が成長し、基礎食料に加えて肉類や青果物の消費が増加している。今後、どのような農業経営体がこれらを供給する担い手となりうるのか。本書は、国際市場への食料供給を増やしているラテンアメリカの農業経営体に注目した。メキシコ、チリ、ブラジル、アルゼンチンの経営体を分析し、その戦略、構造、経営管理手法の工夫を明らかにすることで、次世代の食料供給の担い手の姿を描いた。

<目次>
序章 次世代の食料供給を担う農業経営体 清水達也
第1章 メキシコにおける小規模穀物生産者の再編過程――生産コーディネート企業の事例―― 谷洋之
第2章 チリの輸出向け果樹栽培における雇用型経営――季節労働者の調達・配置・管理に関する考察―― 村瀬幸代
第3章 チリ農業の経営形態の変化と労働生産性 北野浩一
第4章 ブラジル・セラード地域における大規模農業経営体の経営管理 清水達也
第5章 ブラジルおよびアルゼンチンの農業金融の特色――大豆生産における運転資金からの一考察―― 林瑞穂